的外れなサイト運営では成果は出ない | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2017年10月16日月曜日

的外れなサイト運営では成果は出ない

おはようございます。
季節の変わるのがはやく感じられます。すっかり寒くなってきました。今年も残り少なくなってきましたが、こういう時こそいつも通りに仕事をしようと思います。悠々として急げですね。

的外れなサイト運営では成果は出ない


情報発信不足が大半

生産財メーカーには情報発信不足の会社が多いように思います。いくら良い技術、製品、サービスを持っていても知らないものは選べません。そして、いくらユーザーが困っていても情報発信しない会社を見つけることは至難の業。ビジネスの現場で情報収集ばかり続けることは許されません。ベストでなくてもベターでいいと進んでいくケースが多いのです。”良いものさえ作れば買ってもらえる。” それは幻想。ユーザーは限られた時間の中で判断しているのです。良いことをしているのに書いてない、言葉足らずで伝わらない、書いていても見つけることができない、そんな会社が本当に多いのです。そして、それに気づいていない。情報発信から見つめ直すべき会社が多いと感じています。これでは存在していないようなもの。

情報発信すれば反応は必ずある

どんな会社であろうと情報発信すれば必ず反応が返ってきます。良い反応もあれば悪い反応もある。そして無反応という反応もある。情報というボールを投げたら必ず相手の反応を分析して次に生かすことが大切。その繰り返しで情報発信力が磨かれます。反対に何も情報発信しなければ、反応はありません。そして、同じ情報だけを繰り返し垂れ流していたら、同じ反応しか返ってきません。それでは成長発展することは不可能。情報発信しっぱなしでは意味がないのです。宣伝は市場との会話。相手の反応を見極めて調整を続けなければ業績が良くなることはありません。市場との会話がないままで技術・製品・サービスをより良くし続けることは至難の業。それではいずれ時代に取り残されます。逆にはじめは品質が良くない会社でも市場との会話を繰り返し、厳しい意見や要望に応え、技術力を高め市場を引っ張る存在になる会社もあります。それがマーケティングのできている会社です。

サイト運営は単純で奥が深い

Webサイトの運営って基本それだけです。いたって単純。情報発信して、その反応を分析して、調整を繰り返す。その結果Webサイトは新鮮な状態を維持できるのです。しかし、そのためのツールやテクニックの情報が溢れ、手段の洪水におぼれがちなのがWeb担当者。またそうした混乱に乗じたセールスもなくなりません。それが一層事態を深刻にしているように思います。でも、それらは本来枝葉の話。「誰」に「何」を伝えたいのか?それを忘れずにメッセージを考えることが本質。手段は詳しい人に任せてもいいのです。でもメッセージを考え、コンテンツを作ることは自分たちで行うべきもの。アウトソーシングするものではありません。市場といい会話ができれば(ユーザーニーズを詳しく知ることができれば)開発、製造、営業、そして経営にも成長を促す循環のきっかけになります。要は顧客理解と自社理解。そのレベルを上げていくことがサイト運営を成功に導きます。小手先のテクニックに気を取られても良いことはありません。

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