売れない理由を免罪符にしない | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2018年4月9日月曜日

売れない理由を免罪符にしない

おはようございます。
2018年最初の四半期の全クライアントのコンバージョンは対前年比117.62%の1,969件。目標の120%に届いてないのでもうひと踏ん張りする必要がありそうです。しっかり振り返り調整しようと思います。個人的な振り返りは比較的簡単ですが、会社や部署で行うときは注意が必要です。



犯人捜しと思われたら失敗

現状把握は定石ですが目標未達の場合は注意が必要。それは売れない理由をヒアリングすると犯人探しと受け取られ現場の士気が低下することがよくあるからです。目標未達の原因を探すと問題ばかりがあふれかえり、売れないことが正当化されてしまう・・・。「○○だから売れません。」と責任を回避するために無意識のうちに景気や会社に原因を求めがち。そんな売れない原因をいくら集めてもよいことはありません。むしろ、景気、会社、製品、サービスが悪いから売れないのは当然???そんな空気が蔓延することになりかねません。それでは売るために何をすべきかが完全にお留守。だから目標未達のヒアリングは慎重になります。外部環境ではなく自分にできることに注目することが大切。そうしなければ全員評論家のような会議になってしまうからです。目標未達の原因究明が犯人捜しになったら失敗です。

理想の再確認からはじめよう

振り返りがネガティブな場にならないよう細心の注意が必要。問題を課題に昇華させる必要があるのです。問題を集めるだけでは諦めや他責で終わりかねない。そこで思考停止しがちな現場が多いように感じています。できない理由を集めるなら、さらに踏み込んで理想の状態にするための取り組み=課題を見つけ共有しなければ意味がありません。現状と目標のギャップを埋める課題です。現状把握にとどまり、問題を環境や他の人に求め非難する評論家になることなく、理想を目指しどのような方法で近づいていくのか?自分はどうやって貢献するのか?思考の方向性をポジティブにする必要があります。問題はネガティブ、課題はポジティブなのです。売れない理由を免罪符にするのは非生産的。定石のはずの原因究明がかえって状況の悪化を招くこともあるのです。そうならないように理想の再確認をしたうえで問題解決を考えるようにしています。

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