モバイルフレンドリーの影響度を見極める方法 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年3月23日月曜日

モバイルフレンドリーの影響度を見極める方法

おはようございます。
Googleモバイルフレンドリーの様々な情報が飛び交っています。4月21日意向検索順位に大きな影響を与えることは間違いなさそうですが、生産財業界での影響はどの程度のものでしょうか?情報に振り回されることなく正しい判断をする必要があります。



アクセス比率を把握する

最初にチェックするべきは現状のWebサイトのアクセス状況です。PC、モバイル、タブレットからのアクセス比率を把握することが第一歩です。Googleアナリティクスですぐに状況を把握することができます。メニューから「ユーザー」→「モバイル」→「サマリー」を選択するだけ。このブログではPC70.97%、モバイル26.55%、タブレット2.48%でした。現状把握することで直接的な影響度を知ることができます。慌ててWebサイトのスマホ対応に予算を使う前にどの程度のユーザーがモバイルからアクセスしているか把握するのが先決です。

Googleアナリティクスでモバイルからのアクセス比率を把握する


表示回数と検索順位をチェックする

モバイルからのアクセス比率が確認できたら次はウェブマスターツールを使って検索エンジンに自社のWebサイトの表示回数と検索順位をチェックします。ウェブマスターツールにアクセスし、検索トラフィック→検索クエリを選択。画面上部の「フィルタ」を選択し左にある円グラフのメニューからモバイルを選択することで、モバイルでのキーワード情報と表示回数、検索順位の情報を取得でき、検索エンジン上でのWebサイトの状況をより正確につかむことができます。そしてスマホ対応前後の検索順位の変動と表示回数をモニタリングすることで効果検証も行えます。


検索エンジンでの表示回数をチェックする



検索回数のデータを取得する

最後にチェックするのはキーワードプランナーです。簡単に気になるキーワードがデバイスごとにどのくらい検索されているか調べることもできるのです。検索キーワード「Webマーケティング」でデバイス別のアクセスを調べたところPC74.7 %、モバイル22.6%、タブレット2.8%というアクセス比率でした。検索市場全体の状況を把握し機会ロスがどの程度あるのかつかんだうえでSEO、リスティングに取り組む必要があります。


キーワードプランナーにアクセス




新しいキーワードと広告グループの候補を検索を選択




グラフ上部のメニューから「デバイス別のデータを表示」を選択


グラフ上部のメニューから「デバイス別のデータを表示」を選択




まとめ

モバイルフレンドリーの影響度を見極めるにはGoogleアナリティクス、ウェブマスターツール、キーワードプランナーを使い分けて正しく現状把握することから始めましょう。そのうえで必要ならモバイル対応すればいいのです。正確なデータがあれば影響度が数字で把握できるので対策に必要な予算も計算できます。

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