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顧客獲得単価が有効に機能しない生産財

Webマーケティングはターゲティングから始まります。そしてターゲットユーザーに何を伝えるのか?どう行動して欲しいのか?掘り下げ考えます。「ターゲット」「コンテンツ」「目標」この3つがしっかり決まらないと軸がブレて一貫性のある施策が打てません。そして目標を達成するためにどのくらい予算が使えるか?を考えます。一般的にはCPA(顧客獲得単価)が分かれば打ち手が採算に合うか判断できます。しかし生産財の場合、顧客獲得単価がうまく機能しないことが多いのです。

顧客獲得単価が有効に機能しない生産財

Webサイトだけで取引が完結しない生産財

生産財取引はWebサイトだけで決まることはありません(通販サイトは除き)。だからお問合せを1件頂くためにいくらまでなら使えるか?メールマガジンの読者1名増やすためにいくら使えるか?そしてそこからどのくらいの確率で商談が成約するかを把握しなくてはなりません。Webサイトのコンバージョンからの商談成約率、購入単価、利益率を明確に答えることができればWeb関連の予算作成と運用はシンプルになります。コンバージョン1件当たりの価値(利益)を把握することの大切さがWebマーケティングの書籍などでもよく語られます。生産財では取引がWebサイトで完結しないので効果測定が複雑になりがちです。また複数のキーマンが組織的に購入に絡むことも取引の決定要因を分かりにくくさせます。

購入金額も利益率も案件ごとに大きく違う生産財

生産財は同じ製品であっても、商談相手や取引量、市場の将来性などの条件によって案件ごとに購入金額も利益率もそして取引の継続性も大きく変わります。さらにカスタム対応も多く案件ごとの価値が大きく異なります。場合によっては利益が出なくとも経営判断で受注獲得に踏み切り、技術獲得や長期的な利益以外のメリットを優先することもあります。その反面、利益が出る案件でも既存顧客の仕事を優先し契約を見送ることだってあります。契約1件当たりの価値が違い過ぎてCPAを決めても使いづらいのです。

顧客数が少なく商談成約まで時間がかかる生産財

生産財は一般消費財と違い顧客数が少なく特定の顧客との長期取引の割合も高いことが特徴です。そのため、顧客獲得単価を計算できる回数が少なく、様々なマーケティング手法の費用対効果を安定的に図ることが難しくなります。 たとえば、Webサイトからの問合せで10万円でサンプル購入したお客様が、1年以上社内でテストを繰り返した後、商社から毎月100万円発注するようなことも起こるのです。契約までのプロセスはパターン化が難しく、商談件数自体も多くないのでCPAを定義することも難しくなります。実際にあった話ですが、リスティングから問合せになった案件が2年後に1,000万円を超す大型商談につながり成果が可視化できた例もあります。その企業ではWebサイトからの問い合わせは年に数回しかありません。あまりにも問合せの数が少なく契約に時間がかかるので単年度での効果測定ができないのです。

生産財では個人情報獲得コストの方が実践的

今までの経験でいうと生産財でWebマーケティングを進める場合、顧客獲得単価は理論としては正しくとも、実践を考えると使い勝手が悪いと感じてます。現場感覚では「問合せ1件にいくらまでなら払えるか?」というふうに個人情報1件当たりいくらまでならペイするか?雑誌や新聞広告や展示会での名刺獲得コストと比較して判断するほうが実践的です。そしてWebサイトのゴール設定も問合せのみにせず、資料請求やCADデータダウンロードなど複数用意して効果測定するための母数を増やすことが大切です。

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おはようございます。 生産財業界では検討から採用までに時間がかかることが多いため、思わぬタイミングで案件が重なることがしばしばあります。いい時も悪い時も種をまき続けるからこそ、ブレークする時が生まれるのだと思います。2012年、2013年にご提案していた案件が立て続けに動き出しています。景気回復しているのか、たまたまなのか?分かりませんが動き続けている結果だと思います。今日は情報の5Sについて考えます。 シンプルだが奥深い情報の5S 職場環境の改善に不可欠な5S活動。製造業では知らない人がいないほど有名なスローガンです。【整理】【整頓】【清掃】【清潔】【しつけ】とてもシンプルですが奥深いものでいくら努力しても完成ということはありません。マーケティング活動にも5S活動は【情報の5S活動】として応用できます。 情報の5S活動 整理・・・「いる情報」と「いらない情報」を分け「いらない情報」は捨てる 整頓・・・「必要な情報」を「必要な人」に「必要なタイミング」で渡す 清掃・・・わかりやすく情報をまとめる。日常的に情報を更新する 清潔・・・整理・整頓・清掃の状態を維持する しつけ・・・整理・整頓・清掃についてのルールを守らせる 情報の5S活動もシンプルですが、実践を続け改善を続け理想に近づけても完成ということがない奥深いものです。5Sのなかでも特に「必要な人に必要な情報を必要なタイミングで届ける。」情報の整頓はマーケティング活動のキモです。しかし、実際には多くのお客様、名刺交換したことのある人、協力会社の人、商談中の人・・・・・・様々な人に適切な情報を必要なタイミングに届けるのは大変なことです。完璧にそれをこなすことは困難です。すこしでも理想に近づけるためにデータベースとWebサイトは役立ちます。 情報の5Sを後押しする道具 徹底することが難しい情報の5S。なかでも情報の整頓はマーケティングに欠かせない要点です。必要な人に必要な情報を必要なタイミングで伝える。それだけのことを徹底するには道具が必要です。そのために欠かせない道具はデータベースとWebサイトです。 データベース Push型のメディアを使っての情報提供には顧客データベースが欠かせません。嫌がる人にメールやFAXを送り続けることは論外です。そして、同じ内容のメール...

TOCのダイスゲームを体験してきました

おはようございます。 朝起きたらWiFiがつながらず復旧に1時間近く時間がかかってしまいました。ネットにつながらないので原因を調べられませんでした。ネットに頼り切るとこういう時不便ですね。今日は時間もないのでサクッとまとめます。昨日はTOCとMQ会計を学びました。ダイスゲームを通してボトルネックを無くすことの大切さや各工程の最適化の合計が必ずしも全体最適につながらないことを体感させていただけました。 TOCのダイスゲームとは 「ザ・ゴール」で有名になったTOC理論を楽しみながら体感できるゲームです。ザ・ゴールのなかでは少年たちが順番にサイコロを振ってマッチ棒を移動させていたゲームです。それぞれがサイコロを振り出た目の数だけとなりからマッチ棒を移動させます。そして最後まで行ったら完成です。参加者をそれぞれ工場の各工程に見立てて、仕掛在庫やリードタイム、納期、欠品など工場内の流れを体感する優れたゲームです。 TOCは理論より実践 昨日、個人的にすごく面白く感じたのは、ゲームにのめり込むと1つの指標に気を取られかえって全体最適を忘れてしまう場面があることです。欠品ばかりに気を取られると注文が少ないことを喜んだり、逆に欠品を出さないことばかりに気を取られると仕掛在庫が膨らんでしまったり、上手くいかないのです。参加者の多くはザ・ゴールを読んでいた優れた人ばかりでしたが、それでもボトルネックを集中的にテコ入れし、それ以外の工程はボトルネックの能力以上に生産しないという原則を守るのは難しいと感じました。だからこそ何度も学びスキルアップさせる必要があるのだと思います。 いくらで作って、いくらで売るか またゲームを通してもう一つ感じたことがありました。それは自分が受け持った工程だけでなく前後の工程や工場全体のことに興味を持つのにこのゲームが役立つということです。もっというと製造の人間だけでなく営業や経理など他部門の人と一緒にゲームに参加すると立場を超えた視点での協力の手助けになると思います。本来、商売はいくらで作っていくらで売るか?その両方を考え最適化する必要があります。ユーザーが喜んで買って頂ける最も高い値段。それが最高の値決めです。そのうえで工場はコストダウンや在庫削減、納期遵守に全力を挙げています。しかし、営業が売上アップを目指し値引いて売って...

入門 考える技術・書く技術 日本人のロジカルシンキング実践法

おはようございます。 今日は本を紹介します。また文章術に関する本です。(笑)本当に文章が苦手で何冊も買って読んでいます。有名なバーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」をベースに日本人向けに書かれた1冊です。 タイトル:入門 考える技術・書く技術 日本人のロジカルシンキング実践法 著者:山崎 康司 発売日:2011/4/7 ジャンル:ロジカル・シンキング IISBN-13: 978-4478014585 ロジカルシンキングを難しくする日本語 バーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」で紹介されていたピラミッド原則を実践するときに、日本語特有の主語への意識の低さ、論理が曖昧なままでも使えてしまう接続詞が考えをまとめ、表現する足を引っ張っていると主張しています。 接続詞「しりてが」 本書ではそのため接続詞「しりてが」を使用禁止にしています。「しりてが」とは論理的な関係が明確でない接続詞です。 ・・・し、・・・ ・・・であり、・・・ ・・・して、・・・ ・・・だが、・・・ ・・・せず、・・・ ・・・なく、・・・ たしかに自分もよく使う接続詞です。都合よく使えてしまう便利な接続詞なので相当意識しないと多用しがちです。 あいまい言葉 本書では「あいまい言葉」を「しりてが」と同様に使用禁止としています。提案書や報告書、ビジネスレターなどで使いがちな言葉でハッとさせられました。代表的なあいまい言葉「見直し」「再構築」「問題」「適切な」を紹介いています。ビジネスの日常で使用されるごまかし言葉という厳しい表現で紹介されています。 豊富な事例・練習問題 各章に事例と練習問題が用意されていることも本書の魅力です。本文を読んで分かったような気持ちになってもいざというときに実践できない・・・そういう経験をすることが多いのですが、事例や練習問題でケアしてもらえるので理解度が深まります。特にピラミッドを作ることは簡単なようで、実際は難しいので、3章「ピラミッドを作る」で実際に問題を考えながら読み進めることが役に立つと思います。 メール劇的向上術 ライティングは実践しなければスキルが上がりません。毎日文章を書くことは厳しいと感じそのままではいつまでたっても実力は向上しません。ビジネスマンなら毎日目を通し返信するメールを...