スキップしてメイン コンテンツに移動

判断力をつけるデータ分析のたった一つのポイント

おはようございます。
判断力に自信がない、提案の根拠が示せない・・・ちょっとしたコツを知っているだけで自信を持った判断ができるようになるかもしれません。「今回は上手く改善が進んだな」「え!前のほうが良かったんじゃないの?」すぐに判断できる人には共通点があります。それは判断基準となる比較対象を持っていることです。

判断力をつけるデータ分析のたった一つのポイント


時系列で比べる

データ分析では評価・判断は比較によって行われます。現在、過去、未来とデータを見くらべることで評価・判断を行います。初めて目にした物の良否判断は難しいものです。それは判断基準となる比較物がないからです。比べるものがあれば判断は容易です。

現在と比べる(他者)

まずしっかりと現状把握をおこないます。評価をしたい製造や営業の現場データを元にしっかりと現状把握するのです。そのうえでベンチマークすべき他者を設定し、比較することで現状の良し悪しを判断していくのです。肝心な点は2つです。それは「正確な現状把握」と「適切なベンチマーク」。現状把握には漏れや抜けがないよう気をつけ、ベンチマークも目的に応じて適切に選ぶこと(必ずしも1つだけとは限りません。)が大切です。

過去と比べる

現在と過去のデータを比較します。ビジネス現場では月・四半期・年単位での比較を使うことが多くなります。季節要因などのビジネストレンドの影響が大きくならないよう対前年比で比較するのが無難です。分析したいデータを切り出し、1年前のデータと比較するのです。そうして数値の変化から状況を判断していきます。過去との比較は自社の取り組みと外部環境の変化の影響を理解する手助けになります。

未来と比べる(目標)

目標と現状の比較も重要です。達成度を把握し次の手を打つには必須です。しかし、結果だけを比べても意味はありません。それでは単なる根性論・感情論になりがちです。しっかりと「過去」「現在」の実態を踏まえた計画を実行し、検証を行わないと掛け声倒れや、やりっ放しが慢性化し言い訳上手な現場その場限りの反省になりかねません。過去と現在に裏打ちされたPDCAがあって初めて生きる比較です。現実を見据えた目標が不可欠です。

比較の切り口

データの比較は時系列で行うものです。それらのデータをどのように比べるのか?様々な切り口があると思いますが、まずは3つの型を使うことがお勧めです。あなたも意外と知っているだけで使いこなせていないかも知れません。

ボリューム

生産量や販売量などボリューム比較は最もポピュラーな方法です。小数点の扱い、単位や桁数など値の扱いには気を配る必要もありますが、数量を比べるのは基本中の基本です。

割合

データの内訳とその割合を比べます。過去と現在、現在と未来のデータを内訳の変化から理解します。例えば売上高。販売製品の内訳を調べ販売シェア上位10位の割合を比べることが典型的な利用方法です。割合を比べるには円グラフがお勧め。2つの円グラフを並べて比較すれば直観的に割合の変化に気づくことができます。そこから深掘りして詳細を調べればいいのです。

推移

同じ売上高であっても、尻上がりに売り上げが伸びているものと、前半調子が良かったのに後半失速したものとでは意味合いは大きく違います。また外部環境の変化や特殊要因などを見ることも重要な視点です。そのような時は推移を見ることが役立ちます。推移データは連続的に使うことが多いものですが、時系列での比較をすることでよりデータ評価が容易になります。

この記事もおすすめ
PDCAが進んでしまうPLANの作り方
Googleアナリティクスのデータ分析は比較が基本

このブログの人気の投稿

必要な人に必要な情報を必要なタイミングで届ける

おはようございます。 生産財業界では検討から採用までに時間がかかることが多いため、思わぬタイミングで案件が重なることがしばしばあります。いい時も悪い時も種をまき続けるからこそ、ブレークする時が生まれるのだと思います。2012年、2013年にご提案していた案件が立て続けに動き出しています。景気回復しているのか、たまたまなのか?分かりませんが動き続けている結果だと思います。今日は情報の5Sについて考えます。 シンプルだが奥深い情報の5S 職場環境の改善に不可欠な5S活動。製造業では知らない人がいないほど有名なスローガンです。【整理】【整頓】【清掃】【清潔】【しつけ】とてもシンプルですが奥深いものでいくら努力しても完成ということはありません。マーケティング活動にも5S活動は【情報の5S活動】として応用できます。 情報の5S活動 整理・・・「いる情報」と「いらない情報」を分け「いらない情報」は捨てる 整頓・・・「必要な情報」を「必要な人」に「必要なタイミング」で渡す 清掃・・・わかりやすく情報をまとめる。日常的に情報を更新する 清潔・・・整理・整頓・清掃の状態を維持する しつけ・・・整理・整頓・清掃についてのルールを守らせる 情報の5S活動もシンプルですが、実践を続け改善を続け理想に近づけても完成ということがない奥深いものです。5Sのなかでも特に「必要な人に必要な情報を必要なタイミングで届ける。」情報の整頓はマーケティング活動のキモです。しかし、実際には多くのお客様、名刺交換したことのある人、協力会社の人、商談中の人・・・・・・様々な人に適切な情報を必要なタイミングに届けるのは大変なことです。完璧にそれをこなすことは困難です。すこしでも理想に近づけるためにデータベースとWebサイトは役立ちます。 情報の5Sを後押しする道具 徹底することが難しい情報の5S。なかでも情報の整頓はマーケティングに欠かせない要点です。必要な人に必要な情報を必要なタイミングで伝える。それだけのことを徹底するには道具が必要です。そのために欠かせない道具はデータベースとWebサイトです。 データベース Push型のメディアを使っての情報提供には顧客データベースが欠かせません。嫌がる人にメールやFAXを送り続けることは論外です。そして、同じ内容のメール...

TOCのダイスゲームを体験してきました

おはようございます。 朝起きたらWiFiがつながらず復旧に1時間近く時間がかかってしまいました。ネットにつながらないので原因を調べられませんでした。ネットに頼り切るとこういう時不便ですね。今日は時間もないのでサクッとまとめます。昨日はTOCとMQ会計を学びました。ダイスゲームを通してボトルネックを無くすことの大切さや各工程の最適化の合計が必ずしも全体最適につながらないことを体感させていただけました。 TOCのダイスゲームとは 「ザ・ゴール」で有名になったTOC理論を楽しみながら体感できるゲームです。ザ・ゴールのなかでは少年たちが順番にサイコロを振ってマッチ棒を移動させていたゲームです。それぞれがサイコロを振り出た目の数だけとなりからマッチ棒を移動させます。そして最後まで行ったら完成です。参加者をそれぞれ工場の各工程に見立てて、仕掛在庫やリードタイム、納期、欠品など工場内の流れを体感する優れたゲームです。 TOCは理論より実践 昨日、個人的にすごく面白く感じたのは、ゲームにのめり込むと1つの指標に気を取られかえって全体最適を忘れてしまう場面があることです。欠品ばかりに気を取られると注文が少ないことを喜んだり、逆に欠品を出さないことばかりに気を取られると仕掛在庫が膨らんでしまったり、上手くいかないのです。参加者の多くはザ・ゴールを読んでいた優れた人ばかりでしたが、それでもボトルネックを集中的にテコ入れし、それ以外の工程はボトルネックの能力以上に生産しないという原則を守るのは難しいと感じました。だからこそ何度も学びスキルアップさせる必要があるのだと思います。 いくらで作って、いくらで売るか またゲームを通してもう一つ感じたことがありました。それは自分が受け持った工程だけでなく前後の工程や工場全体のことに興味を持つのにこのゲームが役立つということです。もっというと製造の人間だけでなく営業や経理など他部門の人と一緒にゲームに参加すると立場を超えた視点での協力の手助けになると思います。本来、商売はいくらで作っていくらで売るか?その両方を考え最適化する必要があります。ユーザーが喜んで買って頂ける最も高い値段。それが最高の値決めです。そのうえで工場はコストダウンや在庫削減、納期遵守に全力を挙げています。しかし、営業が売上アップを目指し値引いて売って...

入門 考える技術・書く技術 日本人のロジカルシンキング実践法

おはようございます。 今日は本を紹介します。また文章術に関する本です。(笑)本当に文章が苦手で何冊も買って読んでいます。有名なバーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」をベースに日本人向けに書かれた1冊です。 タイトル:入門 考える技術・書く技術 日本人のロジカルシンキング実践法 著者:山崎 康司 発売日:2011/4/7 ジャンル:ロジカル・シンキング IISBN-13: 978-4478014585 ロジカルシンキングを難しくする日本語 バーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」で紹介されていたピラミッド原則を実践するときに、日本語特有の主語への意識の低さ、論理が曖昧なままでも使えてしまう接続詞が考えをまとめ、表現する足を引っ張っていると主張しています。 接続詞「しりてが」 本書ではそのため接続詞「しりてが」を使用禁止にしています。「しりてが」とは論理的な関係が明確でない接続詞です。 ・・・し、・・・ ・・・であり、・・・ ・・・して、・・・ ・・・だが、・・・ ・・・せず、・・・ ・・・なく、・・・ たしかに自分もよく使う接続詞です。都合よく使えてしまう便利な接続詞なので相当意識しないと多用しがちです。 あいまい言葉 本書では「あいまい言葉」を「しりてが」と同様に使用禁止としています。提案書や報告書、ビジネスレターなどで使いがちな言葉でハッとさせられました。代表的なあいまい言葉「見直し」「再構築」「問題」「適切な」を紹介いています。ビジネスの日常で使用されるごまかし言葉という厳しい表現で紹介されています。 豊富な事例・練習問題 各章に事例と練習問題が用意されていることも本書の魅力です。本文を読んで分かったような気持ちになってもいざというときに実践できない・・・そういう経験をすることが多いのですが、事例や練習問題でケアしてもらえるので理解度が深まります。特にピラミッドを作ることは簡単なようで、実際は難しいので、3章「ピラミッドを作る」で実際に問題を考えながら読み進めることが役に立つと思います。 メール劇的向上術 ライティングは実践しなければスキルが上がりません。毎日文章を書くことは厳しいと感じそのままではいつまでたっても実力は向上しません。ビジネスマンなら毎日目を通し返信するメールを...