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課題と問題の違いを理解する

おはようございます。
あっという間に5月も半分すぎましたね。あと少しで今年も折返しです。毎日集中し充実した仕事をしていきたいと思います。昨年から始めたWebサイト改善プロジェクトが一区切りついたのですが、その中で新たなチャレンジが始まりました。上手くプロジェクトが進むと芋づる式に課題が見つかります。そして解決するたびにまた新たなチャレンジが始まる好循環に入るのです。このプロジェクトもそうなるよう努めたいと思います。

課題と問題の違いを意識してプロジェクトを進める


課題は成長の原動力

マーケティングに限らず仕事に取り組むと課題が見つかるものです。そして課題解決に取り組みます。しかし、課題がなくなるのは決していいことではありません。それは課題がなくなれば成長も止まるからです。目標と現実のギャップを埋めることが課題です。課題がなければ改善の必要性もなくなってしまうのです。課題をネガティブにとらえることはありません。課題は成長の原動力なのです。成長する会社は課題がなくなりません。というよりも課題を芋づる式に見つけることができるから成長が続く好循環に入っているのです。課題は目標や理想のあるところにしか生まれません。だから課題はポジティブな存在なのです。

問題が繰り返されるのが停滞

課題と似たものに問題があります。問題は減らさなくてはなりません。クレームが発生、連絡ミス、リンク切れ、アクセス件数急減、制作納期の遅れ・・・こういったネガティブな事象が問題なのです。問題はゼロに近づける。いつまでも同じ問題を抱えているのは停滞でしかありません。問題は好ましくない出来事でしかないのです。問題は隠したくなるのが人情かもしれません。しかし、問題は隠すものではなく、減らすものです。問題を隠さず晒すことで課題が見つかり前進の原動力にできるのです。だから問題はなるべく公開し追求しないことが大切です。

課題と問題を混同しない

課題はポジティブ、問題はネガティブなものだと思います。課題は目標と現実のギャップを埋めることです。目標に近づけるため何に取り組むかが課題なのです。だからポジティブなのです。そして問題は起きている悪い事実なのです。だからネガティブなのです。課題と問題を混同し、課題までネガティブに受け止めてはいけません。プロジェクトが順調に進むというのは問題がなくなることであり、課題がなくなるのはむしろプロジェクトの停滞を意味します。

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欠点をあげつらうことなく、臭いものに蓋することなく

おはようございます。 自社サイトって意外と見ていない人が多いもの。日ごろ仕事をしていて感じることです。だから、不具合や古い情報を垂れ流しのままにしているサイトがなくならないのかもしれません。 ユーザー目線は難しい だから、自社サイトをじっくり見れば問題に気がつき成果が上がる・・・そんなこともありません。どうしても主観的なチェックになりがちで問題を見逃すことがでてくるもの。そして問題をみつけても改善方法がわからない・・・。問題が多すぎてどこから手を付けるべきかわからない・・・。そういう時に声がかかることが多いように思います。よく”ユーザー目線で見ることが大切”といわれていますが、これがなかなか難しい。だから、お声がかかったときはクライアントの代わりにチェックするのが自分の役割だと思っています。ユーザーになりきるなんてできないのです。思い入れのある製品・技術、そして改善活動の積み重ね・・・多くの経験と苦労が客観視することを邪魔します。それができるならWebサイトでも成果は出せるはず。というよりもユーザー目線になれるなら製品開発も営業も大抵うまくいく。分かっているけどできないことの典型なのです。だからクライアントに「ユーザー目線で自社サイトを見なきゃダメ。」とは言いません。私にできることはユーザー目線は難しいけど、事情を知らない第三者として素直にサイトを見ることです。 感じたことをそのままお伝えしない 自社サイトをユーザー目線で客観的に見ることが難しいから第三者の意見が求められるのです。大人の事情を知らない・気にしない。それもユーザー目線に近づくための必要条件のひとつ。製品に対する思い入れや愛情もユーザー目線には不要です。固定観念や思い入れは邪魔になるだけ。見たまま、感じたまま、そして、アクセスデータから客観的な事実を抽出する。でも、感じたことをそのままお伝えすることはしないんです。感じたこと・気がついたことを忘れないように整理しながらどう伝えたら改善行動につながりやすいのか?また、悪い指摘ばかりして、感情的な拒絶をされ建設的な話ができなくならないように細心の注意をしています。 長所を見つけ伸ばしていく 基本的には悪い指摘だけで終わらせない。クライアントの良さが伝わる具体的な改善案を合わせてお伝えする。そして、悪い面だけなくクライアントが気...

必要な人に必要な情報を必要なタイミングで届ける

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