おはようございます。
「営業はちょっと苦手で…」
そんな声を製造業の現場でよく耳にします。でも、それはこれからの時代、チャンスの入口かもしれません。
これまで築いてきた元請け企業や商社との関係性はもちろん大切です。ただ、取引構造の変化、価格競争の激化、人材不足といったさまざまな要因を受け、既存のルートに頼るだけでは将来の安定は難しくなってきています。
せっかくの高い技術力も、それを活かす「仕事」があってこそ。だからこそ今、営業も自分たちの手で取り組むことで、新しい成長のチャンスが広がる時代なのです。
自分たちの技術を、自分たちの言葉で届ける時代
「営業」と聞くと、押し売りや口下手な人には難しいというイメージが先行しがち。でも実際は、自社の強みをしっかり伝える、相手のニーズに耳を傾ける、信頼関係を築いていく──そんな日々の積み重ねが営業力を育てていくのです。
そしてなにより、自分たちが誇りを持って作った製品を、自分たちの言葉で届ける姿勢こそ、ユーザーからの信頼につながります。現場の声、ユーザーの反応──すべてが次の製品開発への学びにもなるはずです。
営業活動の第一歩に、ホームページを活かす
とはいえ、いきなり営業を強化しよう!という話ではありません。まずは、ホームページを活かすことから始めてみませんか?
今の時代、多くの買い手はまずネットで情報を集め、比較し、接点を探しています。だからこそ、ホームページは単なる会社案内ではなく、「営業の入り口」としての役割が重要になってきているのです。
例えばホームページは、以下のような価値を生み出せます。
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自社の技術や実績をわかりやすく伝え、新しい商談のきっかけをつくる
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問い合わせフォームを通じて、見込み客と自然な接点をつくる
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社長や技術者の想いをコラムで発信し、信頼を築いていく
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採用ページで企業の魅力を伝え、人材との出会いを広げる
とくに中小製造業では、「顔の見える発信」が大きな強みになります。かっこよくまとめる必要はありません。現場の熱量や想いを、自分たちの言葉で伝えることが、共感や信頼を生むきっかけになるのです。
技術力に、伝える力をかけ合わせて
製造業にとって、技術力は命。しかし、技術力だけでは生き残りが難しい時代です。「仕事を得る仕組み」や「伝える力」も、今や立派な“技術”といえるでしょう。
モノづくりに集中できる環境が理想かもしれません。でもその理想を実現するには、自ら仕事を生み出す力が必要です。
「うちは職人集団だから営業は…」と一歩引かず、自分たちの強みを自分たちで届ける気持ちで、まずはホームページからスタートしてみませんか?
伝えることで、選ばれる会社へ。
その一歩が、これからの可能性を広げてくれるはずです。