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会社が変わるときがWebサイトリニューアルのタイミング

おはようございます。忙しく過ごす日々の中で、気づけば今年も3か月が過ぎました。目標に向かって邁進するために、今こそ本業に集中し、基盤をしっかり強化することが重要です。Webサイトは会社の顔であり、本業を映す鏡のような存在です。本業が停滞すればWebサイトも停滞し、ビジネスが成長すればWebサイトもそれに応じて変化します。


サイトリニューアルがうまくいかない原因は?

「サイトをリニューアルしたらアクセスが減った」「最近Web経由の問い合わせが減少している」と感じ、マンネリ打破のためにリニューアルを考える方も多いでしょう。

リニューアルがうまくいかない原因はケースバイケースですが、SEOや導線設計など技術的な問題だけでなく、根本的な課題として「ビジネスの強化が進んでいない」ことが挙げられます。

お客様に新しい価値を提供できていないことが最大の問題です。競合他社が次々と新しい提案やサービスを打ち出している中で、自社が従来通りのままでよいのでしょうか?

この1年間で、以下のような変化があった場合は、Webサイトをリニューアルするタイミングかもしれません。

サイトリニューアルのチェック項目

以下の項目に一つでも「はい」があれば、Webサイトリニューアルを検討する時期です。もし一つも該当しない場合は、無理にリニューアルするのではなく、まずは本業の強化に専念しましょう。

  • 経営方針の変更:社長交代や新しい経営戦略の発表

  • 事業の拡大:新規事業の立ち上げ、新市場開拓の方針決定

  • 製品・サービスの進化:新製品の開発、既存製品のバージョンアップ

  • パートナーシップの変化:大学や大手企業との共同開発開始、新しい代理店や取引先の増加

  • インフラの拡充:新しい営業所や工場の開設

  • 価格・規格の見直し:製品・サービスの価格改定、公的な規格や基準のクリア

  • ブランディングの見直し:自社の強みやメッセージの再定義

これらの変化がある場合、Webサイトの内容を刷新し、最新の企業情報を発信することが求められます。

デザインやレイアウトは「中身」をより良く伝えるための手段

Webサイトは本業を映す鏡です。だからこそ、最も重要なのは「本業の強化」です。

新しい情報が増え、商品やサービスに変化が生じたときこそ、Webサイトを更新し、その魅力を最大限に伝えるチャンスです。デザインやレイアウトの改善も大切ですが、それらは「中身をより良く伝えるための手段」に過ぎません。本当に大切なのは、Webサイトのコンテンツが充実しているかどうかです。

本業を進化させ、Webサイトも進化させる

時代の変化に対応し、競合と差別化を図るためには、本業の強化が欠かせません。

会社が変われば、Webサイトも変わる。市場の変化に合わせて会社が進化し、それをWebサイトに正しく反映させる。ユーザーの反応を観察し、改善点を見つけ、本業をさらに強化する。そして、再びWebサイトに反映させる——このサイクルを回し続けることが、競争力を維持し、さらなる成長を実現する鍵となるのです。

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