イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2011年8月16日火曜日

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき

Googleがモトローラを125億ドルで買収するニュースが流れてきました。こういうテクノロジーの進歩・変化が激しい今こそ読んで欲しい本があります。それは1997年に出版された「イノベーションのジレンマ」。 この本を読めば、イノベーションには持続的イノベーションと破壊的イノベーションがあることが分かります。


タイトル:イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき
著者:クレイトン・クリステンセン
発売日:2001/07
ジャンル:マネジメント・人材管理
ISBN-10:4798100234
ISBN-13:978-4798100234

いまこそ「イノベーションのジレンマ」を読もう

持続的イノベーション

持続的イノベーションとは市場で力を持つ優良企業が顧客のニーズを汲んで既存製品の改良を進めることで、さらに競争力を増すための推進力です。

破壊的イノベーション

破壊的イノベーションとは従来製品の価値を破壊する可能性を持ったまったく新しいイノベーション。

破壊的イノベーションは過小評価されやすい

多くの場合、新興企業が独創的なアイデアで破壊的イノベーションを起こしますが、優良企業は破壊的イノベーションを過小評価もしくは無視しがちです。典型的な例としてはデジタルカメラが出たときのアナログカメラ業界の反応やフィルム業界の反応だと思います。その当時は「フィルムの画質のよさは、デジタルカメラには出せない。」というのが業界の常識でしたが、いまでは完全にデジタルカメラに市場を奪われました。既存技術で成功する優良企業にとって破壊的イノベーションは脅威そのもの。なのになぜか「過小評価、ひどいときは無視」してしまいがちです。不都合な変化に目をつぶる。こうならないためにも一度「イノベーションのジレンマ」を読む事を薦めします。特にエンジニアには読んで欲しい1冊です。

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