問合せフォームを改善することの弊害 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2011年9月15日木曜日

問合せフォームを改善することの弊害

「Webサイトからの問合せを早く増やしたい!」・・・というクライアントの要望に応えるために、問合せフォームの改善を行うケースがあります。フォームの改善自体は悪いことではありませんが、安易にフォームの改善から入ると弊害もあるので注意が必要です。

問合せフォームを改善することの弊害


躊躇を減らす効果しかないフォーム改善

問合せフォームの改善はすぐに目に見えた効果が出ます。場合によっては問合せが2倍になることもあります。そのためどうしても問合せフォーム改善に意識が集中し、それ以外の改善に意識がいかなくなることが多いのです。フォームの改善は・・・問合せを迷ってるユーザーの抵抗感を減らすことに効果があります。「面倒くさい」「わかりにくい」など問合せを躊躇させる原因をなくしたり、プレゼントなどのオファーをつけちょっと後押し問合せを増やす作戦です。そう・・・問合せフォームの改善には問合せの意思があるユーザーの取りこぼしを減らす効果しかありません。普通の問合せフォームならば極論すると無理に改善をしなくてもユーザーはいずれ問合せをするかもしれません。そうならば問合せのタイミングが少し早くなっただけです。

ニーズ育成のためのコンテンツ提供が王道

問合せを増やすための王道は、顧客ニーズを理解して価値あるコンテンツを提供して顧客の信頼を獲得することだと思います。顧客ニーズの理解とコンテンツ作成は手間と時間がかかり、成果がでるまでに時間がかかるものです。価値あるコンテンツ作りを後回しにする企業が多いだけに真摯に取り組めば長期的に大きな成果を得ることができるのです。

この記事もおすすめ
問合せフォームのアンケートでよくある失敗
Googleドキュメントで問合せフォームを無料でつくる
問合せにつながるパターンを基準にする

このブログを検索

このエントリーをはてなブックマークに追加