役割で分けるWebサイトの4タイプ | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2011年12月27日火曜日

役割で分けるWebサイトの4タイプ

Webマーケティングを勉強する時に成功事例や失敗事例は役立ちます。様々な場所で多くの事例が紹介され、私の周りでも事例を参考にする人が多くいます。しかし、うまく成果を出す人とそうでない人がいるのです。その差はなんでしょう?

役割で分けるWebサイトの4タイプ


成果を出す人は自社と事例の似てるところと違うところを良く理解してます。そして事例のいいところを自社に合うように応用します。失敗する人は自社とは違うタイプの事例を参考にします。Webサイトの事例も自社と似たタイプかどうか見極めることが大切です。

リードジェネレーションサイト

資料請求や問合せを集めることを目的としたサイト。BtoBでは最もポピュラーなタイプ。いかに個人情報を入力するためのハードルを下げるか?がポイントになります。そのために役立つ情報をまとめた小冊子やパンフレットを用意し資料請求を促したり、資料請求者に粗品をあげたり様々なオファーを使うことが多いのです。

コマースサイト

製品やサービスを販売することを目的にしたサイト。Webで注文までしてもらうためにはじめての方のためのページや注文方法についてのページ、納期、支払い方法などきめ細やかな情報を分かりやすく用意しなければなりません。生産財ではネットだけで注文ができる標準品よりもカスタム品やすり合わせの必要な製品が多いので ビジネスとして成功するサイトは少数派に留まります。

サポートサイト

コールセンターなど製品の使い方や修理方法などユーザーサポートのためのサイト。ユーザーが製品やサービスのことで困ったときに使うためのものなので、Q&Aなどで必要な情報が直ぐに見つかり問題やトラブルを解決してサイトから出て行くことが理想。ユーザーのサイト滞在時間はなるべく短く、問合せ(苦情、クレーム)も少ないほどよい。研究開発型のメーカーもこのタイプのサイトを目指すことがあり、「無駄な問合せを減らしたい」というリクエストを頂くことがあります。

メディアサイト

 業界ポータルサイトやニュースサイトなどはより多くの人にサイトを何度もみてもらうことで広告媒体としてのサイトの価値を上げることが重要。過激な見出しをつけたり、トレンドに過敏に反応し特集など組んでアクセスアップを目指すことが多い。相互リンクなど同業同士での協力にも積極的なケースが多い。タイプ別にWebサイトの目的が違います。だからサイトに求められる機能やコンテンツも違ったものになります。

まとめ

現実には純粋にこの4タイプに分かれるわけではなく、複数のタイプが合わさったサイトもあるので、自社のサイトが目指すタイプは何か決めて、自社にあったサイト制作や事例を見つけて欲しいと思います。

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