誰が得する会員登録ですか? | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2012年2月2日木曜日

誰が得する会員登録ですか?

セールスリード獲得をWebサイトの目的にする人は多いと思います。あなたも「1件でも多く会員登録(問い合わせ)してもらえないか?」と知恵を絞ってサイト運営するのではありませんか。


むりやり登録させようとしない

よく技術資料やカタログダウンロードに個人情報入力を条件にします。この方法自体は否定しませんが、ちょっとしたカタログや技術情報であればなるべく自由にダウンロードできるようオープンにして欲しいと思います。(納得のいくものなら個人情報の入力が条件でもかまいません。)個人情報を入力しても欲しい価値のある情報やサンプルなどそれなりのメリットがあればいいと思います。問題は、その資料やサンプルがユーザーから見て価値があるかということです。期待はずれの資料や情報だったらがっかりして、リピータにはなりません。

ユーザーメリットを検証する

決して過大な広告にならないよう細心の注意を払って欲しいのです。似たような資料が簡単に他のWebサイトで入手できませんか?用意した資料などが価値のあるものかどうか検証することが必要です。資料がオリジナルであることは当然です。生産財のビジネスは長期取引が基本です。特に狭い業界に特化した専門メーカーや商社は業界内での信頼が重要なので、ユーザーの期待を裏切らないよう細心の注意が必要です。

まとめ

会員登録したほうが便利なWebサイトには他では得られない貴重な情報やイベント、サンプル申込、デモ機貸出しなど魅力的なサービスが多く何度もコンタクト取りたくなるようなものなら毎回個人情報を一から入力するより会員登録が便利です。サイト運営側のメリットが先にたつと、なかなかいい結果はでません。マイページや会員登録などの導入をお考えの際は一度「誰が得する会員登録か?」自問してはいかがでしょうか。

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