中国でのリスティングの注意点 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2012年3月30日金曜日

中国でのリスティングの注意点

中国でリスティングをする時に気をつけることをまとめます。簡単に自分でチェックできることを紹介するのでぜひ参考にしてください。



広告予算が多くかかる

中国のインターネット人口は日本の約5倍。それだけ中国でのリスティングはとにかく予算がかかります。単純に考えても5倍近いアクセスが集まる可能性があります。クリック単価は物価の差ほど大きな違いはありません。なので普通に広告すると多くの広告費がかかります。何も考えずに日本と同じくらいの予算で広告したらすぐに予算がなくなり広告が掲載されなくなります。だから戦略的に地域を絞り込んだり、キーワードを厳選するなど工夫が必要となります。


キーワードのニュアンスが違う

日本語のキーワードを単純に翻訳してもうまくいかないころがあります。技術に関するキーワードはニュアンスやイメージが大きく違うことがあるからです。日本ではエンジニアなら当たり前の技術や製品でも、中国だと普及しておらず言葉自体が検索されなかったり、違う意味で使われることがあります。

抵抗器

日本だとチップ抵抗器をイメージする人が多いと思いますが、中国だと大型の不燃抵抗器ばかりが検索エンジンにヒットします。
 

産業用ロボット

産業用ロボットも中国だとそういう概念が一般的になっておらず直訳したキーワードに広告するだけではうまくいくことはありません。

ヒートシンク

ヒートシンクをBaiduで検索するとラジエーターが多くヒットします。キーワードをそのまま使うかどうかは実際に中国の検索エンジンをチェックしてから判断する必要があります。

中国ユーザーはアグレッシブ

中国のユーザーは積極的にメールや電話でコンタクトを取ります。Webサイトを見たユーザーが逆に製品を売り込むこともよくあります。問合せへの対応方法を検討しておかないとトラブルの原因になります。レアケースではありますが、中国語でWebサイトを公開したら立て続けに電話で問合せが入り社内で対応できず混乱し、一旦中国語のページを閉じたケースもあります。

まとめ

中国市場でのリスティングは日本での広告とは少し違いを理解しておくと不要な失敗を防ぐことができます。



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