建材メーカーのWebサイトの注意点 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2012年10月3日水曜日

建材メーカーのWebサイトの注意点

建材メーカーのWebサイトには特有の問題があるように思います。それは誰に見てもらいたいWebサイトなのかよく分からないことです。

建材メーカーのWebサイトの注意点

お施主様とプロユーザーで異なるニーズ

建材は生産財とは違い中間財ともいわれます。BtoBの性格もBtoCの性格も兼ね備えてます。そのことが建材メーカーのWebサイトを難しくしています。動機も興味もそして知識レベルも異なるユーザーをケアしなければならないのです。そして多くの建材メーカーは一級建築士や工務店などプロユーザーと最終消費者であるお施主様の両方にWebサイトを見てもらう努力をしています。お施主様とプロユーザーでは求める情報が違います。お施主様ならば写真や動画を効果的に使って、イメージに訴えかけることも重要です。お施主様インタビューなどで共感を育むことも効果的です。しかし、プロユーザーの場合は施工方法や製品スペック、規格情報、CADデータのダウンロードなどお施主様には見られない情報にニーズがあります。



誰に向けてのメッセージか曖昧にしない

同じ建材のPRでもお施主様とプロとでは関心を持つポイントが違うので、それにあわせて文章や写真を検討する必要があります。これらの2つの情報が混在したり、どちらに向けかはっきりしないWebサイトが多いのです。しっかりユーザーを意識して情報を整理してあげるとどちらのユーザーにとっても自分に必要な情報が見つけ易くなります。だれに読んで欲しいWebサイトなのか?意識することも大切です。

この記事もおすすめ
ターゲットを考え抜く
BtoBにも使えるペルソナ
ターゲットを絞り込むと共感が生まれる

このブログを検索

このエントリーをはてなブックマークに追加