直帰率だけで判断しない | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2013年3月12日火曜日

直帰率だけで判断しない

サイト改善をする時に直帰率はよく使う指標です。基本的には直帰率は低い方がいいのですが、直帰率だけ見ると判断を誤るので注意が必要です。

直帰率だけで判断しない

低すぎる直帰率は怪しい

あるお客様から「うちのWebサイトは直帰率が18%なんですよ!!」と、お話しいただくことがありました。これだけでは判断できません。まずはWebサイトの目標を知らなくてはなりません。
  • 「既存客のサポートを充実させたい」
  • 「新規の問合せを増やしたい」
  • 「IR情報やリクルート情報を充実させたい」・・・
これが判断を行うための前提条件です。このケースでは新規の問合せ獲得が目標でした。だから新規ユーザーにアクセスしてもらう必要があります。そのうえで直帰率が低ければ、問合せ獲得に一歩近づいてると考えられます。しかし、アクセスデータを見てみるとアクセス件数自体が非常に少なく、リピート訪問者の比率が高いサイトでした。Web集客に問題がありそうです。まずアクセスを増やことが第一です。直帰率が高くなっても新規ユーザーを増やす必要があります。

一つの指標で判断しない

直帰率は大切な指標の一つです。しかし、指標は1つで判断しないのがアクセス解析の基本。Webサイトの目標を忘れずに、複数の指標を使って現状把握しましょう。



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