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リスティングでコンバージョンが出ない原因(広告文編)

リスティングからコンバージョンが出ないときは、キーワードを見直します。そして、次に見直すのは広告文です。キーワードを調整しても広告文が悪いと検索ユーザーにクリックしてもらえなかったり、ユーザーに誤解をされクリックされても広告費の無駄になります。キーワードの役割は狙ったユーザーに的を絞ること。そして、広告文の役割はユーザーに広告をクリックしてもらうことです。

リスティングでコンバージョンが出ない原因(広告文編)

宣伝より情報の方がクリックされる

せっかくお金を使って広告するのだから、アピールしたくなります。リスティングは広告なので宣伝ですが、ユーザーは広告を見たくありません。検索するときは広告を探すのではなく情報を探すのです。アピールすることばかり考えるとクリック率が低くなります。
 例えば、少し大げさですが宣伝が強すぎるリスティングはこんな感じです。(現実にはここまで極端な広告文はありませんが・・・)



こんな広告文ではユーザーの求める情報にはなりません。リスティングが極端な自己宣伝はユーザーに無視されます。ターゲットユーザーが求める情報があることを広告文で伝えなくてはなりません。ニーズはキーワードとして検索窓にリクエストされるのでその背後にあるユーザーの意図をイメージして広告文を作ります。そして広告っぽい文章ではなく情報としてユーザー伝えることを心がけます。クリック率が1%以下の場合は広告文を見直すといいと思います。検索キーワードを広告文に盛り込むと簡単にクリック率が上がります。ほとんどのリスティングでこの基本は守られてますが、まれにキーワードが入ってないものも見かけるのでチェックしましょう。

ユーザーの求める情報を具体的に数値で伝える

広告文を作るときは検索結果画面を見て他社の広告文をチェックする必要があります。作った広告文が他社と似てないか?注意しましょう。自社の強みをユーザーの抱える課題や悩みに置き換えなるべく具体的なスペックを情報として伝えます。そのときに他社の広告文と差別化することが必要です。自社が勝るスペックは何か?見つめ直すいい機会です。

行動を促すフレーズを盛り込む

ユーザーの求める情報を具体的に盛り込むことができたら広告のクリック率は改善します。そしてできるだけユーザーが具体的な行動に移るようなフレーズを盛り込みます。改善事例集や技術資料のダウンロードやサンプル提供など営業につながるきっかけをつくります。しかし、行動を促すフレーズはあくまでもユーザーの求める情報に関連し、役に立つものでなくてはなりません。宣伝ではなく情報として伝えるように工夫します。



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