キーワードやランディングページなどリスティングとWebサイトを改善して、コンバージョンが出始めたらリスティングの予算と入札価格を調整します。
機会ロスが出ない予算を確保する
適切な予算を決めるにはインプレッションシェアに注目します。十分な予算を用意してチャンスを最大限生かします。そのうえで適切なコンバージョン単価になるように入札価格の見直しを行います。予算調整はこれだけです。しかし、実際には調整が簡単ではありません。
入札価格を上げた場合
入札価格を上げると機会ロスが増えるのです。クリックされやすくなりますが予算が同じならばクリックが減り、コンバージョンにも影響します。
入札価格を下げた場合
計算上は費用対効果は良くなりますが、集客ができなくてコンバージョンも減ります。予算によるインプレッションシェアの損失は小さくなりますが、広告ランクによるインプレッションシェアの損失が増大します。
そして入札はライバルとの競争です。それがリアルタイムに行われるのでさらに複雑になります。費用対効果のもっともすぐれた入札価格に調整し続け、そのうえで必要な予算を確保するのです。
コンバージョン獲得単価を基準に入札価格を考える
コンバージョンを最大限にするのが目的ですが、無制限に入札価格を上げては採算が合いません。だから、コンバージョン1件獲得するのにいくらまで出せるかルールを決めなければ入札価格を調整できません。採算さえ合えば広告予算はいくら多くてもいいのです。そのうえでコンバージョン獲得単価とコンバージョン率をチェックして入札価格の調整と広告予算の調整を行います。
競合会社の動向と入札相場の動向を忘れない
リスティングは限られたスペースのなかで競い合うので、競合会社の動向が大きく掲載結果に影響を与えます。とても当たり前のことですが忘れてはならない視点です。自分が入札価格を上げて掲載順位を上げたら、競合も黙ってるとは限りません。何らかの対策を打ってくる可能性があります。せっかく入札価格を変え、いい結果が出てもすぐに効果がなくるかもしれません。だからと言って際限なく入札競争を繰り返したら費用対効果は下がるばかりです。採算性と競合性2つの視点を忘れず運用することが必要です。
この記事もおすすめ