なぜ自社の強みが分からないのか | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2013年11月24日日曜日

なぜ自社の強みが分からないのか

おはようございます。
このあいだ仕事仲間と雑談をして、強みってなんでろう?という話になりました。「強みは大切だけど、なかなか自分の強みって分からないよね」「強みに拘りすぎて、変化できなくなった会社もあったね」「もしかしたら、強みは弱みに変わることもあるかも・・・」こんな話をしたのです。

なぜ自社の強みが分からないのか

当たり前のなかに強みはある

クライアントの強みを探すときにストレートに「御社の強みってなんですか?」と聞いても納得のいく答えが返ってくることはありません。私は直接的に強みを聞かないようにしてます。強みは意識したら出るものではありません。普段の業務に自然と出てくるのです。だから、強みを自分で見つけることが難しいのです。生産財業界で10年以上の歴史のある会社には必ず強みがあります。普通に仕事をするだけも価値があるのです。しかし、その価値に自分で気が付くことが難しいだけです。強みを伝えようとするよりも、「普通のこと、当たり前だと思ってること」を飾らずに伝えるようにしたらいいのです。

強みにこだわるデメリットとは?

「強みに拘ることがいいことのなのか?」と時々考えてしまうことがあります。正直まだこの考えに自信はないのですが、強みが変化を拒むことがあるように思うのです。際立った強みを発揮して成長した企業でも環境の変化に対応できずそのまま消えてしまうことがあります。強みを自覚して最大限に活用して成長した成功体験がかえってネックになったように感じます。

相手が感じるものは良さ

やはり、「強み」は自分が考えたものなのです。ユーザーが感じるものは「良さ」なのだと思います。だから、あまり強みと強調しすぎるのはどうかなと感じるようになりました。これが正しいことなのかどうか私には分かりませんが、あまりに強みということに拘ると硬直した考えになってしまうような気がするのです。「通常業務の中から自然と良さがにじみ出るのがいいな」と思うのです。その方が長く柔軟に環境変化やユーザーの要望に応えられるように思います。

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