おはようございます。
今日は経済産業省の商工業実態基本調査から製造業の売上高営業利益率について調べました。データは古いので、一応参考程度に見てもらえればと思います。(平成10年6月30日調査)
経済産業省:中小企業の収益状況のページはこちら
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今日は経済産業省の商工業実態基本調査から製造業の売上高営業利益率について調べました。データは古いので、一応参考程度に見てもらえればと思います。(平成10年6月30日調査)
大企業も中小企業も売上高営業利益率は4%
少し意外でしたが、大企業も中小企業も売上高営業利益率に差はありません。当然、業界によっては大手が利益率が高い場合と反対に中小の方が利益率が高い場合はありますが、製造業全体ではともに4%という結果です。中小製造業の25.9%本業で儲けが出てない状態で大手の15.6%に比べ厳しい状態になってます。しかし、中小製造業では非常に高い営業利益を上げる企業もあり、大手企業に比べ利益率にばらつきが多いようです。中小製造業の方が厳しいといわれてますが、統計上は大きな差はなく、むしろ一部の元気な中小製造業の方が高い利益率を上げることがうかがえます。他業種と製造業の売上高営業利益率の比較
中小企業における製造業と他の業種の売上高営業利益率を比較すると、製造企業4%(大企業4%)、卸売企業1.5%(大企業0.9%)、小売企業3.5%(大企業1.0%)、飲食企業11.4%(大企業3.6%)となっており、飲食企業の利益率が圧倒的に高く、製造業は小売や卸売よりも高い営業利益率を上げてます。中小企業の収益状況
この調査では売上高営業利益率以外にも、中小企業の売上総利益率、販管費比率、商品回転率の調査もされてます。製造企業における販管費比率は20.8%(大企業17.0%)、卸売企業では14.3%(大企業8.6%)や小売企業では25.7%(大企業25.4%)となってました。興味のある方は自社のデータと比較してもいいと思います。経済産業省:中小企業の収益状況のページはこちら
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