直帰率は改善したのに資料請求が減少!? | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年1月6日月曜日

直帰率は改善したのに資料請求が減少!?

おはようございます。
9日もブログを休みゆっくりしました。リフレッシュできたので今日から再開します。

直帰率は改善したのに資料請求が減少!?

アクセス解析の定点観測で問題に早く気付く

去年のことですが、Webサイトからも資料請求が半減したという相談を頂きました。サイトリニューアルしてから大幅に減ったので原因を調べて欲しいとのことでした。話を伺うとリニューアルしてからアクセス解析の数字は改善したのに資料請求が激減してどう対処したらいいか分からないとのことでした。アクセスデータを定点観測してたので早く問題に気が付くことができたものの、改善策が分からず困ってたのです。データをみたところ直帰率は下がり、滞在時間、訪問別ページビューも増えてました。コンテンツ自体は大幅な変更はなくデザイン変更中心のリニューアルです。

集客に問題はないか

リニューアルしてWebサイトを改善したのにかえって資料請求が減ってしまうことはよくあります。このケースでは直帰率が下がり平均滞在時間は伸びたので、最初に集客に問題がないかチェックしました。リニューアル前後を比較して訪問件数が20%も減少してました。オーガニック検索からの流入減少がその原因でした。外部リンクの購入など以前は効果的だった手法の見直しやタイトルなど基本的なSEOの再確認をお勧めしました。

資料請求が面倒になってないか

問題は集客だけではありません。オーガニック検索からだけでなく全体的に資料請求が減ったのです。ユーザーはリニューアル前よりもよくコンテンツを見てるので、資料請求するまでの導線に問題がありそうです。ランディングページから資料請求に至る流れをチェックしリニューアル前後を比較したところ、何か所か気になった点を報告しました。こういうケースで多いのは、資料請求フォームの必須項目が増えてしまうケースやランディングページから問合せ完了までのステップが増えてしまうことです。この相談案件では資料請求を勧めるべきポイントで技術相談も合わせてPUSHしており、そのことがユーザーが迷ってしまう原因だったのです。



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