リスティング運用、キーワードの見直しばかりしてませんか? | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年2月14日金曜日

リスティング運用、キーワードの見直しばかりしてませんか?

おはようございます。
リスティングでの成果が伸び悩むケースで見落としがちなポイントを紹介します。リスティングに慣れるとキーワードの精査に注意が向きがちな担当者が多いと思います。そして、大きな改善ポイントを見落としがちです。

リスティング運用、キーワードの見直しばかりしてませんか?

予算配分を最適化する

複数製品にリスティングする場合、それぞれの製品への予算配分が最初のチェックポイントです。製品ごとの売上比率と売り上げ目標をベースにします。そして検索回数やクリック単価の相場から製品ごとの予算配分を決めることが大切です。多くの企業で市場規模や売り上げ、検索回数やクリック単価を考慮に入れず、事業部単位や製品単位で均等な予算配分を行うケースが見受けられます。均等に振り分けられた予算を市場規模と売り上げ比率に合わせ配分し直しただけで30%コンバージョンが増えたケースもあります。

エリアごとの予算配分を最適化する

営業拠点や販売代理店網や競合会社のエリア戦略を参考にアクセス解析を使って営業効率の良いエリアや問合せ率の高いエリアへの予算比率を増やすことも忘れがちなチェックポイントです。ひどいケースでは営業できないエリアへ広告を出して予算を無駄にしてます。アクセスデータを分析して競争に勝ちやすい穴場エリアを見つけることもできるかもしれません。

コンバージョンしやすい曜日や時間をチェックする

BtoBでは際立った特徴は出ないことが多いのですが、コンバージョン率の高い時間や曜日などがあればゴールデンタイムに予算を集中する必要があります。ビジネスユーザーも一般消費者も使うキーワードに広告する時は一般消費者のアクセス比率が高い時間帯の予算比率を下げることも有効です。

モバイルからのアクセスを最適化する

モバイルやダブレットからのアクセスがコンバージョンにつながるのかチェックします。アクセスが有効なら、Webサイトのモバイル対応を行い予算も最適化しましょう。生産財業界ではモバイルへの広告は少ないのでチャンスがあります。モバイルからのアクセスがコンバージョンにつながらないと判断できればモバイルへの広告予算をPCに集中し無駄な予算を減らすことができます。

まとめ

リスティングの予算が足りないときは予算配分の見直しが効果的です。(リスティングの予算が余るケースは今日紹介したことは気にしなくてもよいでしょう。)自社でリスティングを運用する企業ではキーワードの追加、変更に気を取られ改善効果が限定的になるケースが多いように感じます。リスティングだけで改善しも限界があります。アクセス解析データを活用して予算配分の最適化ができるかチェックすることをお勧めします。



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