サイト運営には営業と技術の協力が不可欠 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年3月27日木曜日

サイト運営には営業と技術の協力が不可欠

おはようございます。
昨日はクライアントの社内勉強会にお招きいただきました。お付き合いを始めてからのWebサイトでの取り組みを報告し、その中で見えてきた今後取り組むべき課題を共有しました。勉強会では経営陣、Web担当者、営業、技術と多くのメンバーが参加し多くの意見が飛び出たことが最も大きな収穫でした。

サイト運営には営業と技術の協力が不可欠

コンテンツのネタは営業現場にある

営業は、製品や技術についての要望・質問など直接ニーズに接しています。長年お付き合いのクライアント、販売代理店、協力会社、新規開拓先で生の声に接しているのです。自社製品とお客様のニーズや視点の違い、製品についての知識レベルを肌でつかんでいます。

ネタを1つ提供することから始まる

「お客が求める機能」「製品のユニークな使用事例」「お客様から良く出る質問」・・・Webサイトのコンテンツのネタの多くを営業は持っています。営業から情報を引き出しコンテンツを充実させると、ユーザーを引き込む魅力が生まれます。文章など上手くなくともいいのです。これまでの体験・経験が伝わればよいのです。一度に何ページも記事を書かなくてもいいのです。まずネタを1つ提供することが大切です。

コンテンツは営業ツール

ネタを提供すればメリットがあります。ユーザーニーズをより明確に理解でき、営業に役立てることができます。コンテンツは営業ツールに使うこともできますし、Webサイトを改善することで今までにない反応が得られ、貴重なヒントをアクセスデータから得ることもできます。またユーザー事例を公開できれば強力な説得力が生まれますし、クライアントにも喜ばれこれまで以上にクライアントとの距離が縮まります。

技術の裏付けが不可欠な生産財コンテンツ

営業からのネタはユーザーの生の声に近く良質なコンテンツのネタの塊です。せっかくの良質なネタも技術による裏付けがなければ信憑性、信頼性にかけ本来の威力が発揮できません。営業発のコンテンツは技術が目を通し、技術的な間違いや矛盾のチェックや技術的な解説を細く技術が行いことでコンテンツは磨かれていきます。

ユーザーの声に触れることが開発の刺激に

製品に対するユーザーの反応はとても刺激的です。ユーザーには技術やコスト上の制約は気にせず自分の求める機能や利便性を思うまま営業に伝えることがあります。それは時には技術にとっては受け入れがたいこともあるでしょう。製品開発コンセプト・設計思想・制約条件を考慮し苦労して形にしたものに「もっとこうして欲しい」「他社にある機能がない」「もっと小さくならないか」言いたいことを言われてるような気がするかもしれません。しかし、ユーザーはそういうものです。それらの意見の中にブレ―クスルーのヒントがあるかもしれません。

まとめ

Web担当者は【ハブ】となり良質なコンテンツを増やしていく役割があります。ユーザーの求める情報をWebサイトに掲載し、ユーザー満足度を高めアクセスデータを技術・営業にフィードバックし活用してもらうことでさらに協力を得ることがWebサイト運営の理想です。

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