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Webサイトの見える化はアクセス解析だけじゃない

おはようございます。
今日は昔に書いたブログ記事を参考に記事の書き直しをします。2013年8月7日に書いた「Webサイトの見える化3つの視点」が元の記事です。


Webサイトの見える化

【見える化】は製造業ではなじみの言葉です。製造現場の状況を図や表やグラフ、そして音声や光などで可視化して改善活動に役立てることです。この考えはWebサイトにも役立ち応用できます。一般的にWebサイトの見える化といえばはアクセス解析を使ったものをイメージされますが、Webサイトの見える化には3つの視点があります。

アクセス解析を使った見える化

Web担当者視点の見える化です。アクセス解析を使ってWebサイトを見える化し訪問者の動きやニーズをつかみ、サイト改善に役立てることを目的にします。製造業でもアクセス解析の導入率は65%になり、ずいぶん見える化も浸透してきましたが、アクセス件数の推移を観察するのみの企業が多いように感じています。アクセス解析の相談を受け診断をすると半数近くの企業がコンバージョン設定をしていません。目標のないままアクセスデータの見える化をしても闇雲にデータを分析することになりかねません。データ分析の前に「誰に」「何を見てほしいのか?」を考え抜き、そのうえでWebサイトの目標を設定し、アクセス解析でコンバージョン設定することが必要です。

アクセス対策による見える化

広告会社視点の見える化です。検索エンジンなどインターネット上の多くの場所でWebサイトの入り口を作ること。Webサイトのアクセス対策の一環で検索エンジン、情報サイト、SNSを活用してWebサイトの存在を知ってもらうための視点です。ターゲットユーザーのアクセスをできるだけ多く集めることが理想です。アクセス対策には多くの労力とコストがかかるので現実的にはコストパフォーマンスで見合う宣伝を選ばなければなりませんが、有益なアクセスが十分集まらないとアクセス解析を使ったWebサイトの見える化も満足に行えません。とても重要な視点です。

信憑性の見える化

ユーザー視点の見える化です。データの根拠、出典やWeb運営者の経歴、実績などでWebサイトの信憑性を見える化すること。忘れがちなWebサイトの見える化はユーザー視点の見える化です。「このサイト信用できるかな?」「この主張はだれの意見?」「何と比べて費用対効果がいいの?」・・・Webサイトの信憑性の見える化は忘れがちだと思います。信憑性の見える化は信頼感につながりユーザーの支持を得られます。地味で労力はかかりますが、試験データを公開し、試験方法や条件などなるべく詳しく紹介したり、論文や学説を引用するときは出典を明記するマナーを守ることが信憑性につながるのです。そしてBtoBでは長期取引、安定供給を期待されるので自社の実績、経歴をはじめとした会社情報も透明性を高め信頼感を高めることで、ユーザーに安心して利用していただくことが大切だと思います。

まとめ

Webマーケティングは製造業のなじみの考えが応用できます。今日紹介した「見える化」だけでなく、「PDCA」「5S活動」「QCD」「改善活動」など製造業でなじみの言葉をWebマーケティングにも応用すれば大きな力になると思います。

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