カスタム品はポンチ絵で本気度を見極める | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年6月12日木曜日

カスタム品はポンチ絵で本気度を見極める

おはようございます。
このところ少し早目の夏バテぎみです。しかし、昨日大変お世話になった人が海外で頑張っていることが分かり、ものすごく元気を頂けました。いい時もそうでないときも知っているからこそ、前進している姿に心から尊敬の念と感動を頂けました。何なのでしょう?本当にうれしいのです。 今日はカスタム品で処理しきれないほどに増えたWebサイトからの本気度の高い引き合いを見極める方法を紹介します。

ポンチ絵で本気度を見極める

本気度の高い引き合いを区別する

Webサイトを運用すると1件でも問合せを増やすためにアイデアを出します。そのうち段々と反応が出始めて対応できているうちはいいのですが、処理できないほどの問い合わせになることもあります。それも悪いことではありませんが、多くの引き合いに埋もれて本当に困っている人へのフォローが御座なりになっては本末転倒です。ユーザーによってその本気度には大きな違いがあります。Webサイトに工夫することでその本気度の高い引き合いとそのほかの引き合いを区別できるようにします。

何でもできますはNG

カスタム品専業の会社では豊富な経験とノウハウを武器に「●●のことなら何でもできま。」というアピールをしがちです。しかし、【なんでもできる】は【なにもできない】といっているようなものです。なんでもできるからとにかく電話して・・・といわれてもユーザーは電話のしようがないのです。何ができるのか?具体的に噛み砕いてWebサイトに掲載できているか?確認し曖昧な説明を無くすことが大切です。

受注条件を明記する

最低注文数が決まっている場合や注文を受けないことがある場合はWebサイトに明記しておきます。それだけでニーズのミスマッチを減らすことができます。1件でも引き合いが多く欲しく、多少のニーズ違いは交渉で何とかするという場合は諸条件を明記すると問い合わせが減るのでお勧めできません。しかし、適切な問い合わせに絞りたい場合は有効な方法です。

図面やポンチ絵を提出してもらう

カスタム品の引き合いはユーザーにポンチ絵の提出を依頼すれば、本気度の高い引き合いが残ります。その時に詳細な仕様が決まっている案件は効率の良い引き合いに思えるかもしれません。しかし、相見積もりの可能性があることを忘れてはなりません。そうではなく現場の写真やポンチ絵などで状況を伝えてきた案件はむしろ良い案件になることが多いように思います。そして問合せするのに図面やポンチ絵を出すのが面倒なユーザーはまだ必要に迫られてなく、情報収集目的の可能性が高いと判断することができるのです。

まとめ

カスタム品はお客様からの相談がないと何も始まりません。だからWebサイトで「何でもできます。」「お気軽にご相談ください」と対応できそうな品目をずらっと並べがちです。でも本当に困ったユーザーはそういうWebサイトに問合せを出さないものです。むしろお客様の本気度を確認し本当に必要な人に真剣に向き合うほうがかえって問合せが増えることがあるように思います。

この記事もおすすめ
勘違いや冷やかしが多いWebサイトの改善法
検討段階によって変わる生産財の訴求ポイント

このブログを検索

このエントリーをはてなブックマークに追加