「本質直観」のすすめ。普通の人が、平凡な環境で、人と違う結果を出す | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年6月20日金曜日

「本質直観」のすすめ。普通の人が、平凡な環境で、人と違う結果を出す

おはようございます。
いつもは朝起きてからブログの記事を書くのですが、ワールドカップの日本戦があるで今日は例外的に予約投稿で記事を書いています。朝の7時から会社でサッカーを見たいのです。いい試合になるといいですね。

「本質直観」のすすめ。普通の人が、平凡な環境で、人と違う結果を出す


タイトル:「本質直観」のすすめ。普通の人が、平凡な環境で、人と違う結果を出す
著者:水越康介
発売日:2014/2/28
ジャンル:
ISBN-10:4492470875
ISBN-13:978-4492470879

市場調査やアンケートは使えない?

ごく個人的な意見ですが、マーケティングの仕事をしていて「アンケートが役に立ったな」と思うことはあまり多くありません。役に立ったと感じたことは自分の立てた企画やアイデアを通すのに役立つアンケート結果を見つけたときで、純粋にアンケートの結果から新しい知見や発見が得られたことが少ないのです。それは恐らく自分のあまのじゃくな性格のせいかもしれません。アンケートを応える時の経験がアンケートの集計結果を信じきれない理由なのです。アンケートに応える時にどうしてもアンケートをする人の意図を読みそれに応えたり、反対に自分の本心を隠すことがあるからです。そうでなくても本音はその時の気分や状況によって移ろうのです。嘘を言っているつもりはありませんが、本音を言っている自信もないのです。だからアンケートには懐疑的な態度しか取れなかったのです。

自分の中に答えがある

正解を他人に求める。それが人情のような気がします。みんなの意見を集めたら失敗しないのではないか?みんなが欲しいものなら売れるだろう。理屈ではそうかもしれません。しかし、これまでの個人的な経験ではみんなが賛成する企画は上手くいかないことが多いのです。生産財のなかでもとても特殊な製品に特化して通販ビジネスを始めた会社のお手伝いをした時、印象的な経験をしました。その会社のほとんどの社員がうまくいかないと反対していたのです。その話を聞いたとき「これは上手くいく!!」と直感的に感じました。そのことをすぐに発案者の社長にお伝えしました。それから5年たちその通販事業は大きなビジネスの柱に育っています。この本を読み、そのときの経験を思い出しました。

自分の直感を確信できるまで疑ってみる

直観があればそれでいいというわけではありません。自分の直感を様々な角度から疑い、確信が持てるまでデータを使って確認することが大切なのです。データ至上主義にならずに自分の直感を検証するためにデータを活用することの必要性を説いているのです。

まとめ

思い込みや固定観念と直感を仕分けるためデータを活用した検証をすることが大切なのだと感じました。

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