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プロならば技術を磨くのは当たり前

おはようございます。
以前からの持論なのですが、これからマーケティングを学ぶ人は統計学と心理学の素養がとても重要になると感じています。統計学だけ、心理学だけではなく両方必要だと思うのです。学生時代勉強してなかったのですが、遅すぎることはないと思います。だから時間を見つけて統計学と心理学の基本から学んでいます。少しずつでも前進していきたいと思います。

プロならば技術を磨くのは当たり前

専門分野のニュースをチェックする

当然と言えばそうですが、自分の専門分野の動向についてはマメにチェックする必要があります。いまはネットを使えば本当に簡単に関連情報をチェックできるので楽になりました。逆に情報が多すぎて消化不良にならないように「すぐに捨てる情報」「念のため取っておく情報」「役に立ちそうな情報」に仕分けしています。(ほとんどの記事はタイトルと記事をざっとななめ読みして判断しています。)そして念のためにとっておく情報も時々見直し捨てています。ほとんどの記事はすぐに捨ててしまっています。ごく一部の強く興味を引いたものだけとっておきます。それでも必要になったときは検索できるので情報を捨ててしまってもほとんど問題ありません。

関連領域も学び本業に役立てる

私の専門領域は生産財のWebマーケティングのなかでもリスティングとアクセス解析を使ってサイト改善するのがメインですが、周辺領域にも通じていた方がいいので、生産財営業や販売促進、統計学、心理学、データベースなども時間を取って学んでいます。そして、基本的なことは理解して本業に役立てるよう心がけています。あとマーケティングで話題になった書籍はなるべく読むようにしています。本を読むのが遅いので読みかけの本が常に溜まっていますが、それでも構わずに関連書籍は買っています。すぐに効果が出るとは考えていませんが、長期的には非常に大きな力になると感じているので手が抜けない部分です。

自己研鑽の時間を確保する

もっとも大切だと感じていることは自己研鑽の時間を確保することだと思います。お客様からの仕事や要望を優先しがちですが、日々の忙しさに流され自己研鑽が疎かにならないよう時間確保に拘っています。どんなに忙しくても夕方以降は自分のために時間を使うよう決めています。毎日の段取りがとても重要で1日2回段取り替えを行い自分の時間を確保しています。そしてゆったりと技術やノウハウを磨くために時間を使っているのです。コンサルティングには売るモノがありません。ノウハウや経験を買って頂いているのです。だからどんなに忙しくても自己研鑽の時間を確保しメンテナンスを行わないと価値が目減りしてじり貧になるのだと思います。

まとめ

生産財のマーケティングを仕事にして20年以上経ちますが、仕事をするのと同じように技術を磨くために時間とお金を使っています。コンサルティングの仕事は売るモノがないので常に自己投資を続けることが不可欠なのです。だから時には仕事よりも自己研鑽を優先することがあります。

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欠点をあげつらうことなく、臭いものに蓋することなく

おはようございます。 自社サイトって意外と見ていない人が多いもの。日ごろ仕事をしていて感じることです。だから、不具合や古い情報を垂れ流しのままにしているサイトがなくならないのかもしれません。 ユーザー目線は難しい だから、自社サイトをじっくり見れば問題に気がつき成果が上がる・・・そんなこともありません。どうしても主観的なチェックになりがちで問題を見逃すことがでてくるもの。そして問題をみつけても改善方法がわからない・・・。問題が多すぎてどこから手を付けるべきかわからない・・・。そういう時に声がかかることが多いように思います。よく”ユーザー目線で見ることが大切”といわれていますが、これがなかなか難しい。だから、お声がかかったときはクライアントの代わりにチェックするのが自分の役割だと思っています。ユーザーになりきるなんてできないのです。思い入れのある製品・技術、そして改善活動の積み重ね・・・多くの経験と苦労が客観視することを邪魔します。それができるならWebサイトでも成果は出せるはず。というよりもユーザー目線になれるなら製品開発も営業も大抵うまくいく。分かっているけどできないことの典型なのです。だからクライアントに「ユーザー目線で自社サイトを見なきゃダメ。」とは言いません。私にできることはユーザー目線は難しいけど、事情を知らない第三者として素直にサイトを見ることです。 感じたことをそのままお伝えしない 自社サイトをユーザー目線で客観的に見ることが難しいから第三者の意見が求められるのです。大人の事情を知らない・気にしない。それもユーザー目線に近づくための必要条件のひとつ。製品に対する思い入れや愛情もユーザー目線には不要です。固定観念や思い入れは邪魔になるだけ。見たまま、感じたまま、そして、アクセスデータから客観的な事実を抽出する。でも、感じたことをそのままお伝えすることはしないんです。感じたこと・気がついたことを忘れないように整理しながらどう伝えたら改善行動につながりやすいのか?また、悪い指摘ばかりして、感情的な拒絶をされ建設的な話ができなくならないように細心の注意をしています。 長所を見つけ伸ばしていく 基本的には悪い指摘だけで終わらせない。クライアントの良さが伝わる具体的な改善案を合わせてお伝えする。そして、悪い面だけなくクライアントが気...

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