「ランチェスター経営」がわかる本―儲けのしくみ、教えます! | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年7月25日金曜日

「ランチェスター経営」がわかる本―儲けのしくみ、教えます!

おはようございます。
昨日は日刊工業新聞社主催のセミナーでした。夜遅くまで熱心に受講していただき本当にありがとうございました。ご参加いただいた参加者および主催者の皆様にお礼を申し上げます。今日からの仕事で1つでも行動に移していただければ講師としてはそれが最高の喜びです。話は変わりますが昨日、同時刻に同じ会場の別室でランチェスター戦略のセミナーが行われていました。昔読んで役に立ったランチェスターの本を思い出し家に帰って読み返しました。

「ランチェスター経営」がわかる本―儲けのしくみ、教えます!


タイトル:「ランチェスター経営」がわかる本―儲けのしくみ、教えます!
著者:竹田 陽一
発売日:2005/9/1
ジャンル:経営理論
ISBN-10:489451205X
ISBN-13:978-4894512054

弱者の戦略

強い競争相手とまともに勝負しては負ける可能性が高いし、苦しい割には儲からないものです。大手企業や老舗企業と同じやり方で勝負をするのを避けてナンバー1とは明らかに違うやり方を選ぶのが「弱者の戦略」です。競争の激しい激戦市場に打って出るのは一見華やかですが、リスクの高い選択です。いかに競争の少ない土俵で勝負するかを考え抜いて参入障壁の高い市場を形成する必要があります。そのために具体的にどんなことを考えればいいのか?何をしたらいいのか?そして、何をしてはいけないのか?分かりやすく解説しています。

細分化して戦力を集中させる

世界や日本全体でみれば弱者でも、市場規模が小さく大手企業が見向きもしない市場や客層、地域を絞り込むことで将来的に1位になれそうなものに目標を定め、戦力を集中し長期的に取り組めば、やがて1位のものができてきます。

お客様に密着する

資本力のある大手企業なら、マスメディアを使って宣伝したり、充実した流通網を使って広い範囲を効率的に営業することが可能です。飛び道具を使った営業では強者にはかないません。弱者はお客様に直接働きかけて、一騎戦のような営業方法を重視すべきです。

まとめ

ランチェスター戦略は長い歴史の中でも廃れない本物の戦略だと思います。とてもシンプルで分かりやすく、弱者には弱者に合った競争の仕方があることを教えて何度も読み返し実践してきた本です。

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