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イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

おはようございます。
ひさしぶりの3連休をゆっくり過ごすことができました。お盆前までのスケジュールがきつくなってきたので、しっかり段取りを組みたいと思います。忙しくなると思いだす本があります。それは「イシューからはじめよ」です。

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」


タイトル:イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
著者:安宅 和人
発売日:2010/11/24
ジャンル:ロジカル・シンキング
ISBN-10:4862760856
ISBN-13:978-4862760852

イシューとは

    一般的な用語としては「論点」「課題」「問題」などと訳されることが多いが、クリティカル・シンキングにおいては、論理を構造化する際に、その場で「何を考え、論じるべきか」を指す。「イシューを特定する」とは、「何を考えるべきか」「受け手の関心は何か」を熟考し、「考え、論じる目的」を押さえることを指す。イシューの特定が見当はずれでは、どんなに精緻に論理を組み立てても意味がない。「またイシューは、課題・論点とも言う」

  • ようするに「どう解決するか」よりも「何を解決すべきか」を慎重に考え見極めることがイシューを特定することだと思います。仕事で問題が発生した時すぐに対処するのではなく、その原因は何か?じっくり考え、表面的な課題ではなく本質的な課題を突き止めることなのです。このあたりはトヨタ生産方式の「5なぜの法則」に通じるところがあります。表面的な事象にとらわれず本質的な原因を突き止めることの大切さを表しているのだと思います。

脱「犬の道」

「どう解決するか」=手段・方法から始めると、作業やツールに注目しがちです。しかし、仕事の価値を決めるのは「課題の質」(イシュー度)×「解の質」(作業の質)。一心不乱に大量の作業をこなして仕事の価値を上げようとすることを「犬の道」と呼び、絶対やってはならないと主張しています。私自身も「根性に逃げ込む」悪い癖があり、大いに反省しました。この時から作業より、段取り、さらに何を解決すべきか?何から取り組むべきか?を重視するようになりました。労働時間で勝負するのは重要ではなく、少ない時間と労力でどれだけ多くのアウトプットを出せるか?が重要なのです。

「知っている」ではなく「出来ているか」

この本を読んで感じたことは、コンサルタントなど知的生産に携わる人にとっては知己のことがらも多く、それだけシンプルな主張だということです。しかし、大切なことは「知っている」ではありません。私自身、営業をしていた時代に染みついた「量が質を生む」という行動パターンに縛られ、コンサルタントに転身してからも質ではなく量に逃げる癖がありました。目の前の仕事をこなすために長時間働き、そのために本質的な課題に取り組めず、状況を変えられないジレンマを抱えていたのです。目の前の問題に対処しても、根本を解決しないと同じような問題が再発するのです。そんな長く染みついた仕事の習慣を改めるきっかけになった1冊です。

まとめ

目の前の問題に取り組む時、大量の仕事をこなし解決する方に向かいがちですが、何を考えるべきか?何から取り組むべきか?=イシューからはじめなければ、かえって回り道になるかもしれません。

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