マクロウィキノミクス フラット化、オープン化、ネットワーク化する社会をいかに生きるか | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年9月24日水曜日

マクロウィキノミクス フラット化、オープン化、ネットワーク化する社会をいかに生きるか

おはようございます。
月曜日は休みだったので5日ぶりにブログを更新します。休みに歩いてみたらとても気持ちがよく体調もいいので、今日から1時間ほど朝ウォーキングをしようと思います。今年のテーマの一つ健康管理も遅ればせながら本格始動です。ウィキペディアなどのようにインターネット上で不特定多数の人々がオープンに情報を公開しコラボレーションすることで既成概念を打ち破るイノベーション。これまでにない社会をいかに生きるかについて考えるきっかけになる本を紹介します。

マクロウィキノミクス フラット化、オープン化、ネットワーク化する社会をいかに生きるか


タイトル:マクロウィキノミクス フラット化、オープン化、ネットワーク化する社会をいかに生きるか
著者:ドン・タプスコット アンソニー・D・ウィリアムズ
発売日:2013/12/14
ジャンル:情報社会
ISBN-10:4799314173
ISBN-13:978-4799314173

ビジネスモデルを多数紹介

インターネットによってフラット化・オープン化・ネットワーク化する社会で新しく生まれたビジネスモデルを数多く紹介していることが本書の魅力です。人道支援サイト「ウシャヒディ」、銀河を分類するプロジェクト「ギャラクシー・ズー」、欧州27か国の環境測定値を開示する「アイ・オン・アース」、二型糖尿病の研究データをネット上に公開した製薬会社ノバルティス、コミュニティー主導でベンチャー投資をする会社「ベンスコープ」、インターネットを通じて融資の借り手と貸し手を結び付けるソーシャルレンディングを行う「ゾーパ」「プロスパー」「スマバ」「チハン」、コミュニティーに登録した自動車デザイナーがデザインし、製造はマイクロファクトリーと呼ばれる小規模な工場で行うアメリカの自動車会社「ローカル・モーターズ」、二酸化炭素排出量の削減を競い合うサイト「カーボンラリー」・・・・とても多くの事例が紹介されています。

ウィキノミクスの5つの原則

本社ではウィキノミクスの原則を5つ上げています。
  1. コラボレーション
  2. オープン
  3. 共有
  4. 倫理
  5. 相互依存
そして、様々な業界で既得権を守りたい伝統的な組織は対応が遅れたり、抵抗する傾向があるが、ウィキノミクスのメリットによって最終的には受け入れざるを得ないだろうと結論づけています。ページ数が600ページ以上もあり、正直すべて読むのはきつく、価格も2,700円と高めなのでお勧めしづらいですが、インターネットによって既存のビジネスモデルに限界を感じている人は読むべきだと思います。

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