リスティングを集客ツールで終わらせない | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年10月17日金曜日

リスティングを集客ツールで終わらせない

おはようございます。
今日は久しぶりに朝ブログを書いています。昨日のうちに書き上げておきたかったのですが・・・眠気に勝てませんでした。なので今日は4時から頑張ってます。

リスティングを集客ツールで終わらせない

アクセスアップに捉われない

リスティングのメリットは結果を数値で把握できることです。だから、どうしてもWeb担当者は数字に執着しがちです。懸命に成果を求めてアクションを重ねるうちに数字に追いかけられます。そして、アクセスアップにとらわれて、安易な手法に走りがちです。
  • クリックしたくなるキャッチコピー
  • アクセスアップのための話題作り
  • アクセスアップを狙った広告・・・
そういう手法で集めたアクセスにあまり意味があるとは思えません。むしろデメリットのほうが大きいと思います。そうならないためには数字を追いかけるだけでなく、ターゲットユーザーの気持ちを考えることが大切です。ユーザーの役に立った結果が数字に反映されるのです。アクセスやクリック自体には何も意味がありません。

アクセスアップより大事なこと

一番大事なことは「ユーザーのことをどれだけ理解できるか。」ということです。「顧客理解」でリスティングの成果に大きな差が出るのです。どんなキーワードに広告を出せばいいのか?広告で自社の魅力を伝えるべきか?リンク先はどのページがベストか?ユーザーのことを知らなければ、答えは出ません。リスティングを学ぶことも大切ですが、その前にユーザーをもっと理解したほうが得るものは大きいのです。そしてリスティングに真剣に取り組むとさらにユーザー理解が進むのです。ユーザー理解が深まれば、リスティングだけでなくWebサイトもカタログも営業活動も・・・そして製品やサービス自体も改善にもつながるのです。

売りながら調べるツール

リスティングには広く知らして集客することが求められます。そして多くの問合せを獲得することも期待されます。でも、リスティングのメリットはそれだけではありません。もう一つのメリットは貴重なマーケティング情報が簡単に得られることです。広告をしながら同時にWebサイト改善や営業、製品開発のヒントにつなげ、競争力を高めることが大切です。しかし、リスティングを活用してユーザーニーズを探り、営業や開発に生かす企業は稀です。だからこそチャンスも大きいのです。せっかく予算をかけるのです。アクセスアップや問い合わせを獲得だけではもったいないのです。問い合わせの背後のニーズをつかみ、対応することで会社が変わることが重要です。

アクセス解析は必須

マーケティングツールとしてリスティングを活用するにはアクセス解析の併用が必須です。しかし、生産財業界でリスティングをする企業のWebサイトをチェックすると、まだアクセス解析をしていない企業があります。これは本当にもったいないことです。アクセス解析を導入すれば宣伝の効果検証がかなり詳しくできるのに、そのままになってるのです。検証なくして改善なしです。ものづくりの現場であれば、作りっぱなしは許されないはずです。品質向上やコストダウンのために必ず品質管理など検証を行います。品質管理と違いアクセス解析の場合、大掛かりな設備は必要ありません。Googleアナリティクスのように高機能なサービスを無料で使えるのです。アクセス解析は広告効果検証、Webサイト改善、そして顧客理解に役立つ必須のツールです。

まとめ

リスティングを広告と考えると、アクセスアップや費用対効果に意識が向かいがちです。リスティングは売りながら調べるツールです。サイト改善や営業改善、製品開発のヒントも得られるマーケティングツールなのです。

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