顧客データベースを利用してWebコンテンツを考える | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年12月15日月曜日

顧客データベースを利用してWebコンテンツを考える

おはようございます。
「コンテンツを書くのは大変」そもそも文章を書いたこともないし、どこから手をつけて良いか分からない・・・。そのせいで、Webサイトがカタログや会社案内の焼き直しで終わっていませんか?

顧客データベースを利用してWebコンテンツを考える


そんなときは顧客データベースからヒントを探すのも1つの手です。自社と顧客の関係を見つめ直すことでWebサイトに何を掲載すればいいのか?ヒントが見つかります。

顧客情報をコンテンツ制作に活用する

Webサイトを誰に見て欲しいのか?ターゲットが明確でないとコンテンツは作れません。そのせいで多くのWebサイトはメーカー視点から抜け出せなくなっています。Webサイトに何を書いていいか分からなくなったら、顧客情報を整理・分析することがお勧めです。そこには自社と取引が続いている人、取引がなくなった人の情報があります。そして、購入量、購入頻度、購入経路やプロフィール情報から傾向を把握して、それぞれの取引先に対し、どのような情報発信すべきか仮説を立てるのです。有望な顧客層を定義し、そして顧客損失リスクがどこにあるかを見極め、それぞれに合った対策(ユーザーに役立つ情報)を用意します。すぐに役立つ情報が書けるわけではありませんが、何度もPDCAサイクルを回してコンテンツに磨きをかけることでWebサイトは良くなります。

プロフィール情報だけでセグメントしない

顧客情報を分析することは魅力のある情報発信に不可欠です。しかし、実際にはプロフィール分析だけで終わらせるケースが多いように感じています。セグメントのコツは2つの軸を使うことです。顧客のプロフィール分析だけで終わらせず、取引内容とプロフィールを合わせて精査することはニーズや課題を推測するきっかけになるのです。2軸を使った分析は、ユーザーが抱える課題がより具体的に見えてきます。『自動車業界の設計エンジニア』、『社員10名以下の金属加工業の経営者』といったプロフィールによるセグメントも悪くありませんが、データベースにある取引履歴をうまく組み合わせて、有益なセグメントをするための軸を見つける必要があります。例えば「商品」「購入金額」「購入頻度」「取引年数」などは良く使われる切り口です。そして力を入れるべきセグメントをみつけ、ユーザーの抱える課題と、その解決方法をコンテンツにしていきます。

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