リスティングする前に最低限しておくこと | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年12月2日火曜日

リスティングする前に最低限しておくこと

おはようございます。
「当たり前のことをバカみたいにちゃんとやる。」上手くいかないときは基本に立ち返ることも必要だと思います。たまに「あれ?」と思うリスティングを見ることがあります。基本中の基本が守れなくて勿体無い広告を結構見かけるのです。

リスティングする前に最低限しておくこと

プランニングを忘れない

簡単に少額から始められる手軽さはリスティングの良さの一つです。しかし、それはプランニングが不要ということではありません。プランニングに時間をかけ過ぎるのはNGですが、プランニングは不可欠です。「誰に」「何を」みてもらいたいのか?そして自社の強みは何なのか?そしてユーザーは何に困っているのか?広告設計ができていない広告には期待が持てません。「キーワード」「広告文」「ランディングページ」が一気通貫でつながっていることが基本です。それらがバラバラの広告は効果が出にくいだけでなくクリック単価も高騰しやすく、無駄が多くなります。

目標達成の期限を決める

何のためにリスティングを行うのか?目的を明確にする必要があります。「売上UP」「新規開拓」・・・そんな漠然としたものは目標とは言えません。なるべく具体的に目的を定めてメンバーや協力会社と共有することが大切です。目的が共有できたら、誰が見ても判断のぶれない数値目標を用意します。期限のない目標はありません。いつまでに目標を達成するのか?そして誰が責任を持つのかを明確にしておく必要があります。

目標をチェックする

目標を決めたら、その目標が妥当なものかどうか3つの質問でチェックします。
  1. 利益に貢献できるのか?
  2. 目標は実現可能か?
  3. 利益はコストを上回るのか?
とてもシンプルなチェック方法ですが、リスティングだけでなくWebサイト運営やマーケティングプラン全般にも使える便利な質問です。

検証手段を用意する

目標を決めたら事前に検証方法を決め、検証できる環境を整えておく必要があります。コンバージョンタグを仕込んでおくか?アクセス解析を使って分析できる環境とスタッフを用意しなければ、広告のやりっぱなしになってしまいます。リスティングを行っているのにアクセス解析もコンバージョンタグも仕込んでいない企業が稀にいます。アクセス解析が入っていてもデータ分析できる人材がいないケースも見かけます。Webの広告は結果が数字で見えるかできることが大きなメリットです。なのにその最大のメリットを生かさないで集客しっぱなしというケースが少なくありません。

仮説とシミュレーションを忘れない

仮説を立てないでリスティングをすると、問い合わせが増えたか売上が増えたかどうかで広告効果を評価するしかありません。結果も大事ですが、それよりも大切なことは広告の反応を分析して、次の一手につなげることです。アクセス件数や問合せなどの結果だけに一喜一憂していてもあまり意味はありません。仮説を立てることで、広告の結果が仮説通りだったか検証でき次の一手を考える貴重な情報が得られます。リスティングでは仮説と結果のズレの原因を考えることで得られる気づきのほうが重要です。そして、リスティングで見込める集客数をシミュレーションするべきです。広告キーワードの検索ボリューム、検索順位ごとの平均クリック率をもとに予測します。Webサイト集客は数値化が容易なのがメリットです。事前に効果予測して費用対効果も目標を設定できます。しかし、比較的簡単にできる効果予測をしないまま集客に取り組む企業が多くのが現状です。キーワードプランナーなど無料で使えるツールがあるので、簡単に効果予測できるのです。検索順位ごとのクリック率などもネット上で情報は取れます。少しの時間で簡単にできるのに、基本的なことができていないのです。

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