アクセス解析はアクションに繋げなければ意味がない | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年1月5日月曜日

アクセス解析はアクションに繋げなければ意味がない

あけましておめでとうございます。
年末年始ゆっくり休み、リフレッシュできました。

アクションにつながるアクセス解析でなければ意味がない


目標を設定する

Webサイトを運営するには目的があるはずです。まずWebサイトの目的を共有すること、そして目標を設定することがアクセス解析をアクションにつなげる大前提です。目的・目標が曖昧なWebサイトは軸が定まりません。競合サイトを意識するあまり物マネに終始してしまい二番煎じの印象を与えたり、頻繁に方針が変わりリピーターが育たない・・・いいとこどりしているつもりが魅力のないコンテンツを量産してしまっている・・・ということにもなりかねません。目標はいつまでに誰がどの程度の成果を出すのか?誰が見てもわかるように数値化し期限を決め、責任の所在を明確にする必要があります。

ギャップから課題を見つける

目的・目標が明確になったら、アクセス解析を使って現状分析を行います。アクセス解析で出来ることは現状把握なのです。しかし、現状のデータを見ているだけではそのデータを評価することはできません。1日100件のセッションが多いのか?少ないのか?良い傾向なのか?悪い傾向なのか?は判断できないのです。それがアクセス解析が難しく感じる原因の一つでもあります。データの比較によってはじめて評価や判断が行えるのです。”現状”と”目標”の比較です。現状と目標のギャップから課題を見つけることがスタートです。目標がないと”過去”との比較ばかりを繰り返し思考停止につながり易いのです。【目標】【競合】【過去】3つのモノサシを使って比較することで課題を見つけることが可能になります。

定性データを加える

アクセス解析データは”定量データ”です。定量データを分析することは客観的な判断に役立ちます。「アクセスか20%減少した」「コンバージョンが5%減少した」「カタログ請求が目標の200件に10件ショートしている」・・・数字は共通言語です。事実を数字で告げる威力は強力です。数字自体を否定することはできません。しかし、定量データをアクションに活用するには定性データを加える必要があります。そして、アクセスデータには現れない現場の声も忘れずにデータの解釈に生かしていく必要があります。大切なのは【解釈】と【提案】です。正しい目的意識で現状を解釈し、課題解決策まで考える必要があるのです。

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