タイミングを逃さず、漏れなく検証する | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年1月16日金曜日

タイミングを逃さず、漏れなく検証する

おはようございます。
検証のないWebマーケティングなんてあり得ません。Web担当者のイロハのイだと思います。しかし、検証を漏れなく行うことは難しいのも事実です。数多くのタスクをこなすのも大変なのに、他部署からの依頼も割り込んで時間だけが過ぎていく・・・そして、検証がうやむやになっていくケースをよく見ます。

タイミングを逃さず検証する

”後でやる”はNG

アイデアを出す時は張り切っていたのにWebページを公開したら関心が他に移ってしまうことはありませんか?そうでなくとも次から次へやるべきことがあり、こなすことで手一杯なのです。そして、「データはあるからいつでも検証できる」と後回しにしてしまい放置する・・・そういうことが後を絶ちません。検証にはタイミングがあります。協力してくれた人のモチベーションはすぐに薄れてしまいます。だからこそ興味が残っているうちに検証しフィードバックしないとプロジェクトは自然消滅してしまうのです。”データがあるから検証ならいつでもできる”はとても危険な考えです。【いつでもできる≒いつまでもやらない】検証にも通じることです。検証はタイミングが重要。後でやるはNGです。

検証方法を決めておく

アイデア出しの段階で検証方法も決めておくといいのです。「誰が」「いつまでに」「どのような方法で」検証するのか?そして、判断基準もあらかじめ話し合っておくのが理想です。”やりっぱなし””後付け”をなくすためにコンセンサスが重要なのです。打合せ内容は面倒でも文章にしておくと、うやむやのままになってしまうことが驚くほど少なくなります。全員のモチベーションが高い時に検証方法もセットで決めておくのが漏れなく検証するコツです。

アラームで自動通知する

検証方法を決めておいても忘れてしまうことはあります。人の記憶はいい加減なものです。臨機応変に優先順位を組み替える柔軟性?は、一歩間違うとナアナアやウヤムヤにつながります。検証のタイミングを忘れずに記憶しておくことは人の仕事ではありません。カレンダーやタスク管理のアラームを活用しコンピューターに管理させればいいのです。私はGoogleカレンダーを使って検証するタイミングを管理しています。だから検証を忘れるということはありません(どうしても手が付けられずスケジュールを変更することはありますが・・・)。

フィードバックのない検証は無意味

検証したらプロジェクトメンバーに結果をフィードバックします。”鉄は熱いうちに打て”というように検証結果もなるべく早くフィードバックするのが基本です。顔を合わせることができなくても、データと簡単な考察をメールで報告しておくだけでもいいのです。メンバーの気持ちが冷えてしまうと的確な考察も響かなくなるかもしれません。多少、粗削りな考察でも最適なタイミングでフィードバックされた方がその後の行動にはいい影響を与えます。

この記事もおすすめ
検証方法のないアイデアはボツにする
WebサイトのPDCAサイクルをまわすコツ
Web予算の判断基準がありますか?

このブログを検索

このエントリーをはてなブックマークに追加