Googleサジェストの情報は全て利用する | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年2月20日金曜日

Googleサジェストの情報は全て利用する

おはようございます。
昨日は1日中検索サジェストのデータを分類していました。GoogleやAmazonのサジェストなどキーワードの掛け合わせパターンを出来る限り集め分類していました。サジェストツールを使ってキーワードリサーチする人は多いのですが、使えるキーワードを見つけるという利用方法がほとんどでとても勿体無いことをしていると感じています。

Googleサジェストの情報は残さず全て利用する


KJ法の要領でグルーピング

キーワード1つに対して800以上の検索パターンを集めました。機械的に作られた掛け合わせキーワードではなく、実際に検索されている検索クエリです。それらをKJ法の要領で似通ったグループにまとめていくのです。何度も見直しをかけながらキーワードの背後にある顧客ニーズを理解していくのです。けっして言葉の似たものをグループにまとめるのではありません。あくまでもニーズの似通ったものをグルーピングしていきます。そしてニーズを表す名称をグループごとにつけるのです。今回はすべての作業を終えるのに8時間かかりました。すごく時間がかかり効率は良くありません。しかし、この作業(1人ブレスト)はリスティングの広告設計に役立つばかりでなく、Webサイトのターゲットユーザーのペルソナづくり、そしてWebサイトのコンセプト、戦略作りにも役立つため手が抜けないのです。

不必要なキーワードも捨てない

通常はリスティングのキーワード選びだと集客に有効なキーワードを選び、不要なものは捨てていきます。しかし、私は集めたキーワードをすべて捨てずに分類するようにしています。そしてその背景にあるニーズを理解するように努めています。意味の分からない時は実際に検索して、キーワードの意味を把握しています。それが集客に関係ないキーワードであってもチェックしています。集客には無駄なキーワードであっても、有効に活用できるのです。全く関係のないものや広告に不向きなものは除外キーワードに登録します。そして同業者に関係する検索パターンを調べることで競合リサーチに活用しています。地名に関するキーワードは貴重なエリアマーケティングデータになり得るのです。Googleトレンドなど他のツールと併用すると思わぬ作戦が見つかるときもあります。キーワード≒顧客ニーズなので、ニーズを理解できればWebサイトのコンテンツやランディングページのキャッチコピーそしてリスティングのタイトルのアイデアの下地になります。だからリスティングに使える一部のキーワードだけでなくすべてを大切に分類しデータを活用しています。

企業戦略を融合し広告設計

顧客のニーズごとにグルーピングできたらようやくキーワードプランナーツールを使って検索ボリュームをもとにニーズごとの集客見込みを把握します。そしてクライアントの考え・戦略と検索エンジン上でのユーザーニーズを融合させてリスティングの広告設計を行うのです。広告設計書に書かれた集客ターゲットとニーズ、そしてクライアントの強みがWebサイトにすべて揃っているのが理想です。しかし、コンテンツに抜けや漏れが見つかることがあります。そこをリスティングの集客データを使いながら仮説検証し、Web改善に生かしていくのです。

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