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仕事を好きになるコツ

おはようございます。
静かでちょうどいい風も入ってきて、とても気持ちのいい朝です。毎朝4時30分に起きて7時までの時間は集中できる貴重な時間。いいリズムでスタートが切れると1日が充実します。自分に合ったリズムをキープするのはやはり大切なんだなあと当たり前のことを感じています。

仕事を好きになるコツ


営業

私は社会人になった当初、営業はあまり好きでありませんでした。仕事だから給料以上は働かなくてはという気持ちだけで取り組んでいたのです。営業が面白いという感覚はなく、義務感で働いていました。給料をもらっている以上に働きたい(叱られたくない)。だけど実力がない。だから結果が出るまで工夫するしかありませんでした。ポスティング資料をつくって工業団地に飛び込み営業し、日刊工業新聞をチェックして元気な工場を見つけてはTELアポを取り、新規訪問をひたすら続ける。そういった毎日でした。あまりの営業の下手さに訪問先で親切なアドバイスを頂いたり、取引先を紹介していただいたり新人時代は本当に見込み客に助けていただきました。(すべて新規開拓だったので顧客はしばらくゼロでした。)そうしているうちに仕事を頂けるようになり、たまにお客様からお褒めの言葉を頂いたりするようになりました。そして気がつくと好きではなかった営業が面白く感じるようになり、義務感+αで取り組むようになっていました。そうすると面白いもので仕事もそこそこ頂けるようになり、気がつけば20年以上営業職を務めることができたのです。

セミナー

雑誌営業からWebマーケティングに仕事を変え始めたセミナーも好きではありませんでした。しかしコンサルタントを名乗る人間が売り込みをするのはシャレにならない・・・しかたなく始めたセミナーだったのです。人見知りがひどくあがり症だったので多くの人の前でしゃべるのはプレッシャーでした。初めてのセミナーは一人でしゃべる自信がなく2部構成の後半を担当しました。前半は仕事でつきあいのあったシンクタンクの研究員に講演を頼み講演時間の大部分をその人にお願いして乗り切りました。当時はクライアントもなく毎月セミナーを企画しなければなりませんでした。毎回続けているうちに慣れてきて、参加者の反応を見る余裕も出て分かりやすいセミナーにする工夫を続けるうちにあがり症もなくなり、人前でのプレゼンも苦手意識がなくなりました。

ブログ

このブログも好きで始めたことではありません。Webマーケティングにコンテンツは不可欠。そしてそのためには人並みのライティングができなければという危機感から始めたのです。しかし、私にとって文章は最も苦手なもののひとつ。早くからその問題に気がついてはいましたが、ずっと避け続けていたのです。しかし、いつまでも逃げているわけにもいかずこのブログを始めました。土日も含め毎日更新し続けました。あまりの文章のひどさに加え、何を書けばいいかも分からず、止めたいと思っていたのですが、実名で公開したのにすぐ辞めるのは恥ずかしいから何とか続いたのです。それだけ苦手で嫌いなことでも不思議なものです。真剣に取り組み続けているうちに好きになってきたのです。いまでは趣味のブログもはじめているくらいです。(プライベートなものとして実名は出していませんが・・・)

まとめ

最初から好きなことが仕事にできればいいのかもしれませんが、そうでなくても真剣に取り組み続ければ好きになっていくものだと思います。好きなことだから続くと考えがちですが、続けているうちに好きになるということもあるのだと思います。

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おはようございます。 自社サイトって意外と見ていない人が多いもの。日ごろ仕事をしていて感じることです。だから、不具合や古い情報を垂れ流しのままにしているサイトがなくならないのかもしれません。 ユーザー目線は難しい だから、自社サイトをじっくり見れば問題に気がつき成果が上がる・・・そんなこともありません。どうしても主観的なチェックになりがちで問題を見逃すことがでてくるもの。そして問題をみつけても改善方法がわからない・・・。問題が多すぎてどこから手を付けるべきかわからない・・・。そういう時に声がかかることが多いように思います。よく”ユーザー目線で見ることが大切”といわれていますが、これがなかなか難しい。だから、お声がかかったときはクライアントの代わりにチェックするのが自分の役割だと思っています。ユーザーになりきるなんてできないのです。思い入れのある製品・技術、そして改善活動の積み重ね・・・多くの経験と苦労が客観視することを邪魔します。それができるならWebサイトでも成果は出せるはず。というよりもユーザー目線になれるなら製品開発も営業も大抵うまくいく。分かっているけどできないことの典型なのです。だからクライアントに「ユーザー目線で自社サイトを見なきゃダメ。」とは言いません。私にできることはユーザー目線は難しいけど、事情を知らない第三者として素直にサイトを見ることです。 感じたことをそのままお伝えしない 自社サイトをユーザー目線で客観的に見ることが難しいから第三者の意見が求められるのです。大人の事情を知らない・気にしない。それもユーザー目線に近づくための必要条件のひとつ。製品に対する思い入れや愛情もユーザー目線には不要です。固定観念や思い入れは邪魔になるだけ。見たまま、感じたまま、そして、アクセスデータから客観的な事実を抽出する。でも、感じたことをそのままお伝えすることはしないんです。感じたこと・気がついたことを忘れないように整理しながらどう伝えたら改善行動につながりやすいのか?また、悪い指摘ばかりして、感情的な拒絶をされ建設的な話ができなくならないように細心の注意をしています。 長所を見つけ伸ばしていく 基本的には悪い指摘だけで終わらせない。クライアントの良さが伝わる具体的な改善案を合わせてお伝えする。そして、悪い面だけなくクライアントが気...

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