Yahooリスティングの検索クエリを使ったコンサルティング | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年5月29日金曜日

Yahooリスティングの検索クエリを使ったコンサルティング

おはようございます。
提案用にYahooリスティングの検索クエリを分析しています。ようやく方向性が固まりました。テーマは3つです(いつも概ねこの3つですが・・・)。それはリスティングの改善、Webサイトのコンテンツのネタ、新しい営業の切り口です。すぐできるのはリスティングの改善→Webサイトのコンテンツ追加→新しい営業切り口のアイデアです。そしてまれに新商品の開発ヒントをつかむこともできるのです。こういう報告ができるリスティングデータが取れたときは充実感があります。

Yahooリスティングの検索クエリを使ったコンサルティング


リスティングの改善

リスティングの改善によってアクセスの質を高め、無駄をなくすことが即効性のある提案です。クライアントの強みが生きるキーワードに予算を集中し、効果の出ない集客を止める運用の基本の繰り返しです。リスティングの設計コンセプトに沿った改善は日々の運用で行いますが、広告予算の見直しや予算配分、そして優先順位を含むリスティングの広告設計見直しは時間をかけデータを蓄積したうえで行うと精度の高いインパクトの大きな改善につながります。小さなPDCAは日々の運用で行い、大きなPDCAは広告設計の見直しで行うのです。

Webサイトのコンテンツのアイデア

コンバージョンが少ないキーワードや直帰率が高いキーワードも簡単に切り捨ててはなりません。検索キーワード≒ユーザーニーズなのです。成果につながらないのはユーザーニーズにWebサイトが適切に応えることができていない可能性があるからです。自社のビジネスにマッチしたキーワードにもかかわらず成果が出ていないものを見つけたらチャンスです。検索ユーザーの意図を推測し、ニーズに応えコンテンツを用意できないか検討します。決め手になる製品のこだわり。製品検討の切り口を見つけユーザーにピッタリな製品が簡単に見つかるナビゲーション。また、ニーズにそった用途の紹介。ユーザーを躊躇させるちょっとした不安や疑問。成果の出ていないキーワードの背後に隠れたユーザーの意図を読み解くことでコンテンツのアイデアが見つかります。

新しい営業の切り口

キーワードのなかには新しい営業の切り口につながるものも混ざります。想定外の用途開発や、他製品とのセット販売やアセンブリのアイデアもリスティングの分析から生まれることがあります。生産財メーカーでは販売を代理店にアウトソーシングして、自社製品の使用状況、現場環境、メンテナンス状況をつかみ切れていないケースもあります。それでは生きたユーザーニーズを理解し、かゆいところに手が届く営業はできません。リスティングのデータからユーザーの置かれた状況を推測するヒントが得られるのです。未知のユーザーニーズを見つけ、それを切り口に新市場の開拓や既存市場への新しい利用方法の提案につなげることができます。検索クエリには具体的なスペックや競合メーカーの型番、そしてアプリケーションが特定できるものが含まれているのです。それらを分析して営業活動に役立てていくのです。

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