感覚を文章で伝える難しさ | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年6月16日火曜日

感覚を文章で伝える難しさ

おはようございます。
昨日は公式ブログの原稿をWebマスターにチェックしてもらいました。他人の目が入ることで無駄が削られ、論旨が明確になりました。書いていて悩んだところや、後で書き加えたところに不思議とチェックが入るのです。そしてそこが分かりにくかったり、話の流れを悪くしていると指摘を受けます。第3者の目が入ることの大切さを感じました。

感覚でとらえている体験を伝える難しさ


感覚を通して理解する現場

以前ほど文章を書くことの苦手意識はなくなりましたが、改めて実力不足を実感しました。3年で1,000本以上に書いてこれか・・・ショックですが事実です。そう思ってこのブログを見直してみると現場で経験してきたことを伝えきれていないのです。現場では「見る」「聞く」「触る」「嗅ぐ」という感覚を通して色んなことを感じています。事前にデータを集めて仮説を立てていても現場での打合せや見学で「ちょっと違うな」と感じることがほとんどです。そしてなぜそう感じたのか?注意深く観察します。急いで結論を出す必要はなく、その感覚を忘れないようにしています。そして「なんでだろう?」と疑問を持ち続けています。そうしているうちに「きっとこうだ」と仮説ができそれを確認していく・・・そういうことを繰り返しています。ヒアリングして現場を見せてもらって、またヒアリングして他の現場と比較して自分なりの意見をまとめます。それが広告設計書になり、企画書になっていくのです。そうした経験から学んだことをブログにまとめているのですが・・・感覚を文字に落とし込むことが出来ていません。

対面コミュニケーションのありがたさ

クライアントに自分の感じた感覚を伝えるとリアクションが貰えます。そのおかげで補足説明したり、言い換えたりして自分の感覚を伝えることができるのです。そしてクライアントの考えや感覚もつかめ距離がつまり、共有の目標に向かって行動することができるようになります。仕事はすべてがクライアントとの共同作業です。場を共有することでコミュニケーションを深めているのです。言葉が重要なツールであることに間違いありませんが、言葉以外の情報から得るものも大きいのです。共通の体験を持った人とのコミュニケーションはスムーズなのです。「そんなの当たり前じゃん」というツッコミが入りそうですが、そのことがいかにありがたいことか、文章力のなさが気づかせてくれました。

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