道は無限にある | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年6月9日火曜日

道は無限にある

おはようございます。
今週も短い時間で最大限の効率をめざし集中して仕事をしています。朝4時30分このブログを書くことから始まり、17時には仕事を終えプライベートの時間を作っています。(プライベートは遊びと勉強混在です。)夕方以降の時間の使い方が大事だと考え仕事は短い時間で完了させています。何が正解か分かりませんが、しばらくこのスタイルでいこうと思います。

道は無限にある


タイトル:道は無限にある
著者:松下幸之助
発売日:2007/10
ジャンル:自伝・伝記
ISBN-10:4569695655
ISBN-13:978-4569695655

大晦日の夜11時に集金に行く

パナソニックを創業した松下幸之助も様々な危機を乗り越えてきていたのです。高度成長時代という良い時代を一気に駆け上ったように思いがちですが、順風満帆というわけではなかったのです。大晦日の夜11時に集金に行かなくてはならない厳しい状況もあったようです。そのような困難が再三あったと語っています。しかし、困難があり、それを乗り越えたからこそ一本筋が入っているような状態になっているのだと筆者は言います。隣の芝生は青く見えるもの。自分だけが損している、苦労している、そんな風に考えがちですが、大なり小なり誰でも苦労しているのだと思います。あの松下幸之助ですら大晦日の夜11時に集金に行かなくてはならない厳しい時があったのだ、ということを知ったのは大きな収穫です。

自己観照の大切さ

自分で自分のことを観察することの大切さ、そしてその難しさについて書かれた部分は考えさせられました。自分自身まったく自信がないからです。客観的に自己認識ができれば大きな間違いは起きないと思います。しかし、自分というものはなかなか見えないのです。自己観照するにはいったん自分の心を遠くに離し、そして自分を見る。そうするとこういうことを言っているな、これはいけないな、ということが分かるというのですが、それができないのです。どうしても都合よく見てしまうのだと思います。自分で自己観照できない場合は他人に観照してもらえばいいと教えてくれます。他人は自分よりもよく見ています。真摯にそれを聞く姿勢が大切だというのです。

伝統の上に新しいものを

「君子は日に三転す」といわれます。しかし、変化のスピードの速い現在は日に百転する、刻々に変化することをつかむ必要があると著者は主張します。それなのに十年一日のごとき状況ではどうにもなりません。現在は長き伝統の上に立つのはいうまでもありませんが、その伝統の上に新しいものを芽生えさせることが大切であると説いています。古い伝統をそのままにしておいてもいけないし、伝統を断ち切って根無し草のような花を咲かせても一夜にして枯れてしまうと教えてくれます。

この記事もおすすめ
継続と惰性は違う
自社理解がマーケティングを深める

このブログを検索

このエントリーをはてなブックマークに追加