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アクセスの少ないWebページ検証には時間がかかる

おはようございます。
今年の2月5日にこのブログのレイアウトを少し変更しました。トップページとラベルで記事を探すページで複数の記事を選びやすいようにMoreタグをつけたのです。データもたまったのでデータをチェックしてみました。



直帰率が2.03%悪化?

2015年2月5日~7月23日の直帰率は80.45%で対前年比2.03%高くなっていました。Moreタグの影響はブログ全体では見ることができません。Moreタグの影響を正しくみるには全体データを見るのはふさわしくありません。個々の投稿ページのレイアウトは変化していないからです。Moreタグでレイアウトが変わったページはトップページとラベルで記事を探すページです。

トップページの直帰率は14.52%改善

このブログのトップページの直帰率は51.25%で対前年比14.52%改善していました。アクセスはブログ全体の3.53%の比率しかなく、ブログ全体の直帰率改善にはほとんど貢献していませんがMoreタグ自体は狙った効果を上げていることがうかがえます。離脱率も51.16%→46.27%に低下しておりユーザーが気になる記事を探しやすくなったことが推測されます。

ラベルで記事を探すページの直帰率は55.56%改善

ラベルで記事を探すページの直帰率は31.58%で対前年比55.56%改善していました。元々の直帰率が71.05%だったので大きな変化になっています。ただし、ラベルで記事を探すページのアクセス比率は非常に小さいのでブログ全体の直帰率改善にはほとんど貢献していません。離脱率も36.90%→15.54%に低下していることが分かりました。

アクセスが少ないと検証にならない

本来であればラベルページは個別に検証したかったのですが、ラベルページからの閲覧開始がほとんどなく信頼性を確保できないため今回はラベル全体で検証しました。個別の直帰率を一応以下にあげておきます。

ラベル
直帰率
BeforeAfter
製造業マーケティング56.76%25.00%
生産財営業66.67%0.00%
Webサイト81.82%100.00%
セミナー・お知らせ50.00%100.00%
SEO0.00%0.00%
リスティング0.00%0.00%
書評0.00%0.00%
アクセス解析100.00%100.00%

ラベルページの閲覧開始数が少なすぎるため個別の直帰率データはほとんど参考になりません。

まとめ

Moreタグを使うことによって記事を選択しやすくなったことが推測されます。Webサイトを修正したら必要なアクセスデータが溜まるのを待って対象ページのデータを見ないと判断を誤りがちです。アクセスが少ないWebページの検証にはデータが溜まるまで時間をかけてじっくり取り組む必要があります。

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