ツール探しは青い鳥 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年8月6日木曜日

ツール探しは青い鳥

おはようございます。
このところの暑さで少々夏バテぎみです。こういう時は無理せず早く帰って休むに限ります。このところウォーキングを止めたのも悪かったかもしれません。涼しくなったら再開しようと思います。コンテンツマーケティングも一時の勢いがなくなり流行は去ったように感じます。しかし、コンテンツマーケティングは本来ハヤリに乗って行うものではありません。Webサイトの更新を止めてしまうと再開がとても難しくなる一方です。無理のないペースで継続するのが結局は近道かなと思っています。



失敗する担当者の特徴

いきなり失礼な書き出しですみません。多くの現場をみて実感したことを正直に書きます。失敗する担当者の特徴、それはトレンドばかり追いかける担当者です。たしかに業界トレンドを知っておくことは必要です。でもそれに振り回されては意味がありません。SEO、リスティング、アクセス解析、facebook,動画マーケティング、そしてマーケティングオートメーションやコンテンツマーケティング・・・・いちいち上げていもキリがありません。それぞれのメディアやツールが悪いのではありません。しかし、安易に流行ものに飛びついてもノウハウはつかず、大した成果も上がりません。そんなことばかり続けていたら・・・ベンダーの儲けに貢献しているだけかもしれません。ツールだけで成功することはないのです。道具を使いこなす力量も必要ですが、その前に考えておくことがあります。

順序が逆だと上手くいかない

流行の手法やツールばかり追いかけるより、自社ならではの戦略を練り上げることが先決です。メディアやツールはたしかに必要。しかし、それを使って何をするの?という戦略があっての道具です。自社と競合会社の強み・弱みを理解して、変化を続ける市場ニーズのどこに貢献していくのか?それを踏まえて「誰に」「何を」伝えたいのか?それを決めるのが先決です。そのうえでふさわしいメディアやツールを選びます。メディアやツールに合った作戦を選ぶのではありません。作戦に合ったものを選ぶのです。順序が逆だと上手くいきません。

提案されるのはツール

厄介なことにマーケティング担当者に持ち込まれる提案の多くはメディアやツールを使ったプロモーションの提案になりがちです。手段ばかりを提案され続けているうちに戦略が抜けてしまうのかもしれません。

ハンマーを持つ人には、すべてが釘に見える 
 byアブラハム・マズロー

本来、状況に応じてツールは使い分けるもの。けっして1つのツールですべての問題を解決できないのです。しかし、どうしてもセールスの提案はツールから課題解決を考えがちです。提案を受けるとき「ハンマーを持つ人には、すべてが釘に見える」という名言を思い出してください。「●●はもう古い、これからは▲▲の時代ですよ」「ライバル会社も導入して成果を上げているみたいですよ」これからも魅力的な提案が色々と持ち込まれるでしょう。たしかに外部からの提案は役に立ちます。しかし忘れてはならないことがあります。それは自社の戦略があってメディアやツールの提案は生きるということです。

まとめ

ツールのまえにまず戦略。マーケティング担当者は3C分析をおこない、「誰に」「何を」伝えるのか?ぶれない方針を決めることが先決です。広告会社やベンダーの提案が自社の戦略に合っているか?が採用を決める一番の条件です。

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