不用意なアドレス変更でアクセスが激減 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年9月15日火曜日

不用意なアドレス変更でアクセスが激減

おはようございます。
今月も後半に入りましたね。時間に追われることのないよう段取りたいと思います。忙しいとスケジュールを詰め込みがちですが、こういう時こそ予備時間を確保し、予期せぬ事態にも慌てないような備えが必要ですね。

不用意なアドレス変更でアクセスが激減する


Webページのアドレス一覧を用意する

セミナーを開催するとリニューアルしたらアクセスが減ってしまったという相談がけっこうあります。これまでの経験ではアクセス減少の理由としては明確な理由のわかるSEOのペナルティーより、原因がはっきりしないアクセス減少が多いのです。Webサイトからの問い合わせがコンスタントに来ていているので、リニューアルしたらもっと引き合いが増えるだろう。そう考えリニューアルに踏み切ったのにふたを開けたらアクセスが激減・・・そうならないためにリニューアル前にひと手間かけることをお勧めします。それはWebページのアドレスの確認です。リニューアルが決まったらWebサイトの全頁をチェックしアドレス一覧を用意しましょう。

アドレス変更で失うユーザー

ドメイン変更しない場合個々のWebページのアドレスにまで気を配らないWeb担当者もいるのですがこれが大きな落とし穴。リニューアルによって人気のあったページがリンク切れになり、ブックマークや検索エンジンからのアクセスが減ってしまうことがあるのです。サイトへのアクセスのきっかけはトップページだけではありません。製品紹介ページや技術論文のページなどトップページ以外のページが専門性の高いニッチキーワードで検索エンジンの上位に掲載されコンスタントに集客に貢献していることはよくあります。使用していたアドレスはなるべくリニューアル後も利用したほうがいいのです。リニューアルに失敗したケースでは不用意にアドレスを変えてしまうケースが多いのです。例えば、

ページ旧アドレス新アドレス
製品一覧http://●●●.co.jp/producthttp://●●●.co.jp/products
会社概要http://●●●.co.jp/companyhttp://●●●.co.jp/corporate

こんな風にわざわざアドレスを変えてしまうケースが意外とあるのです。サイト制作会社を新しい業者に変えた場合は注意が必要です。どうしてもデザインなど目立ちやすいところに注目が集まりがちですが、これまでのアドレスを不用意に捨てないことが大切です。そして、アドレス変更をする必要がある場合はアドレス変更したことを知らせ新しいアドレスに誘導しなければなりません。301リダイレクト設定をサイト制作業者にお願いする必要があります。

評価されない作業はコストダウンの格好のターゲット

アドレス変更によるリンク切れでアクセスを減らしてしまうリニューアルは意外と多いのが実態です。アクセスが半減なんて相談もありました。不用意なアドレス変更を極力なくす、そして変更しなくてはならない場合はリダイレクト設定を忘れない。サイト制作の基本です。こういう目立たずクライアントから評価されない地味な作業は工数削減・コストダウンの格好のターゲットになりがち。相見積もりによるコストダウンや華やかなデザインコンペに意識が集まりがちですが、出来て当たり前だけど気が付きづらく地味で手を抜かれがちな部分をしっかり評価するクライアントが増えるといいなあと思います。そして必要な作業への正当な評価と対価を支払うべきだと思います。

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