問題解決に効く「行為のデザイン」思考法 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年10月29日木曜日

問題解決に効く「行為のデザイン」思考法

おはようございます。
今日は移動に時間がかかったので一気に1冊本を読みました。意外とまとまった読書時間が取れないので新幹線を使った出張は貴重です。

問題解決に効く「行為のデザイン」思考法


タイトル:問題解決に効く「行為のデザイン」思考法
著者:村田智明
発売日:2015/9/17
ジャンル:商品開発
ISBN-10:4484152215
ISBN-13:978-4484152219

いわゆるデザインの本ではない

一般的にデザインといったらビジュアルの美しさや色合いを思い浮かべるかもしれません。しかし本書はいい意味で期待を裏切ります。モノのデザインにとどまらずそれが使われるシチュエーション、ユーザーの動きを時系列で追いかけることでスムーズな使用感までを計算したデザインについて解説しています。デザインの専門家だけでなく、というよりもむしろエンジニアや営業、Web担当者、経営者、そして商品開発に携わる人にお勧めの良書です。

例えばエレベーター

「閉じる」「開く」の開閉ボタン。個人的にいつもどっちが閉まるか?迷ってしまい商談後に気まずい思いをいつもしていたのですが、同じようなことを感じる人もいるのか!と少しホッとしました。エレベータのボタンのようにユーザーを一瞬でも迷わせるものはデザインとして問題があるのかもしれません。Webサイトだって同様の問題があるように思います。リンクすると思ったら画像が大きくなるだけ・・・どこを押したらいいか迷うデザイン。選択肢が多すぎるナビゲーション・・・。読み進むうちに「そうそう。そういうことってあるよね。」「そう感じる人がいるんだ!まずいなすぐ直さなくっちゃ」気が付かされることが多々ありました。またマーケティングに携わるものとして示唆に富んだ内容が多く、もう一度時間をおいてから読み返そうと思います。

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