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Webサイトで地味だけど大切なこと

おはようございます。
このところ見えないところで手を抜いてコストダウンを図ったことが原因とみられる問題がニュースで流れています。こういった話は不思議と忘れたころに繰り返されます。ユーザーは目につきやすい部分や価格を重視しがちかもしれません。そして地味なこと目につきにくい部分はそれがいくら大事なことだと説明しても評価されないことがあるかもしれません・・・。

Webサイトで地味だけど大切なこと


目立たない基礎部分をおろそかにしない

しかし、、目に見えない部分の重要をしっかり伝える努力を続けなくてはならないと感じています。営業的な観点だけで仕様を考えるのも良くなければ、営業視点に欠けた自己満足も感心できません。プロとして適切な仕事をするために両方の視点を忘れないようにしたいと思います。Webマーケティングの仕事だって同じだと思います。目につくデザインや目新しいツールに注目が集まりがちです。プロとして新しいツールを取り入れ新しい価値を提案するだけでなく、地味でも大切な基礎部分で手を抜かない。コストとリスクを理解した上で判断していただく必要を感じています。注文を取ることは大切。でも注文を取った後はそれ以上に大切。目立たない基礎部分をおろそかにしたくありません。だから面倒くさいと思われても確認を徹底しようと考えています。
  • リダイレクト
  • SSL
  • 契約後のアフターフォロー
  • ユーザーが気にしないソースコード・・・
クライアントが興味を持ちにくい基礎部分。その必要性とコスト、そして何もしないときのデメリット。表面的な部分だけ飾ったハリボテでなく、地味でも長く使える品質。低価格をお望みならばお受けできない。そう言える仕事をしたいと思います。そして責任のある仕事は無料でできないことも伝えるべきだと思います。

コストのかかる理由を明確に伝える

だからと言って目に見えない部分まできちんと対応するのだから多少のコスト高は仕方がない・・・と突き放すのもしっくりこないのです。理屈ではそうですが、できる限りその理由を明確に伝えたいと考えています。制作に入る前に仕様を決め仕様ごとのコストを提示する。そして基本的にWebサイト制作は人工で決まることや、各種工程にかかるコスト(時間)もできる限り説明したいと思います。他社よりも高い理由を説明する。そして、仕事を取りにいかない。できる限り営業せず受け身に徹したいと考えています。まだ理想には程遠いですが、このところのニュースを見ていてそんなことを思いました。(あくまでも個人的な感想です。)

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欠点をあげつらうことなく、臭いものに蓋することなく

おはようございます。 自社サイトって意外と見ていない人が多いもの。日ごろ仕事をしていて感じることです。だから、不具合や古い情報を垂れ流しのままにしているサイトがなくならないのかもしれません。 ユーザー目線は難しい だから、自社サイトをじっくり見れば問題に気がつき成果が上がる・・・そんなこともありません。どうしても主観的なチェックになりがちで問題を見逃すことがでてくるもの。そして問題をみつけても改善方法がわからない・・・。問題が多すぎてどこから手を付けるべきかわからない・・・。そういう時に声がかかることが多いように思います。よく”ユーザー目線で見ることが大切”といわれていますが、これがなかなか難しい。だから、お声がかかったときはクライアントの代わりにチェックするのが自分の役割だと思っています。ユーザーになりきるなんてできないのです。思い入れのある製品・技術、そして改善活動の積み重ね・・・多くの経験と苦労が客観視することを邪魔します。それができるならWebサイトでも成果は出せるはず。というよりもユーザー目線になれるなら製品開発も営業も大抵うまくいく。分かっているけどできないことの典型なのです。だからクライアントに「ユーザー目線で自社サイトを見なきゃダメ。」とは言いません。私にできることはユーザー目線は難しいけど、事情を知らない第三者として素直にサイトを見ることです。 感じたことをそのままお伝えしない 自社サイトをユーザー目線で客観的に見ることが難しいから第三者の意見が求められるのです。大人の事情を知らない・気にしない。それもユーザー目線に近づくための必要条件のひとつ。製品に対する思い入れや愛情もユーザー目線には不要です。固定観念や思い入れは邪魔になるだけ。見たまま、感じたまま、そして、アクセスデータから客観的な事実を抽出する。でも、感じたことをそのままお伝えすることはしないんです。感じたこと・気がついたことを忘れないように整理しながらどう伝えたら改善行動につながりやすいのか?また、悪い指摘ばかりして、感情的な拒絶をされ建設的な話ができなくならないように細心の注意をしています。 長所を見つけ伸ばしていく 基本的には悪い指摘だけで終わらせない。クライアントの良さが伝わる具体的な改善案を合わせてお伝えする。そして、悪い面だけなくクライアントが気...

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TOCのダイスゲームを体験してきました

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