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忙しい時こそPDCAを忘れない

おはようございます。
明日から12月。本当に時間が早く感じられます。焦っても仕方がないので1日1日大切に時間を使うに限ります。こういう時こそルーティンを確実に丁寧にしたいですね。

忙しい時こそPDCAを忘れない

急いでも効果は薄い

時間がないと急いでもミスも出やすくなりダンドリも甘くなりがちです。急いだことでかえって時間がかかることも少なくありません。タスクを減らすことばかり考えスピードアップしても効果は薄いような気がします。こういう時はいつも通り丁寧に段取りを組み優先順位に沿ってタスクをこなすのが一番。そして手を付けなくていいタスクや後回しにできるものはスケジュールを組み直しています。毎日5分の段取り習慣で無駄な作業、労力の割に見返りの少ない仕事、他の人に依頼できるタスク(他の人との仕事の重複)をなくしています。段取りの組み直しをこまめに行うことで気持ちにゆとりができ無駄に気がつけるようになり、さらに落ち着いて無駄をそぎ落とせるのです。そして身の回りを整理整頓しさらに集中できるのです。机の上には進行中の仕事に関するもの以外おかないようにしています。それだけで随分時間短縮に役立ちます。やっぱり「整理整頓」と「段取り」という基本が大切。なのにこのところ少し基本がいい加減になりがち・・・もう一度初心に戻り「段取り」「整理整頓」を徹底しようと思います。できたつもりになっていることをそのままにせず、あるべき姿に近づけようと思います。

検証されない仕事は仕事じゃない

納期を守ることで精一杯で、後片付けを忘れてしまってはせっかくの仕事を次に生かすことができません。仕事の後片付けとは、検証できる環境を整えておくこと。そしてベストのタイミングで報告できるようスケジュールを組んでおくことです。いくらいいことを行っていても検証や報告がされていない仕事はやってないのと同じこと。もったいないことです。納期がない仕事は仕事じゃない。昔、お世話になった経営者に教えて頂いた言葉です。確かにそういう面もあると思います。それと同じように検証されない仕事は仕事じゃないような気がするのです。自分で始めたことなら当然のこと、他人に勧められて始めたことでも検証が必要。仕事は検証が不可欠です。忙しいので忘れてたとか、理由もわからず続けている仕事ばかりで忙しいのなら大問題。これでは忙しいのに儲からないのが常態化してしまいます。そしてクライアントや協力会社、そして同僚からの信頼も失ってしまうかもしれません。「忙しいのに検証する暇なんてない。」とても危険な考えです。むしろ忙しいからこそ作業の無駄を見つけ、適切に仕事量をコントロールする必要があるのです。検証し仕事の仕分け、改善をしなければ時間は足りなくなるばかりです。

検証を忘れないために

計画が実行される前に検証のタイミングを決める。簡単なルールですが、忙しい時つい忘れがちなルールです。納品したらビフォアアフターを比較し報告することを改めて徹底していきます。上手くいったときの報告なら誰でもできます。上手くいかなかったときも同じように報告するほうが難しく大切なことだと思います。だから議事録を残し決定事項をいつまでに誰がやるのか?そして検証をいつだれが行い報告するのか事前に決めています。とくに失敗した時の報告は重要。その失敗を検証することが次に生きるのです。そのチャンスをクライアントから奪うことがないよう検証忘れを無くすためにアラームを使っています。基本を守り検証忘れ報告忘れゼロを目指します。

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欠点をあげつらうことなく、臭いものに蓋することなく

おはようございます。 自社サイトって意外と見ていない人が多いもの。日ごろ仕事をしていて感じることです。だから、不具合や古い情報を垂れ流しのままにしているサイトがなくならないのかもしれません。 ユーザー目線は難しい だから、自社サイトをじっくり見れば問題に気がつき成果が上がる・・・そんなこともありません。どうしても主観的なチェックになりがちで問題を見逃すことがでてくるもの。そして問題をみつけても改善方法がわからない・・・。問題が多すぎてどこから手を付けるべきかわからない・・・。そういう時に声がかかることが多いように思います。よく”ユーザー目線で見ることが大切”といわれていますが、これがなかなか難しい。だから、お声がかかったときはクライアントの代わりにチェックするのが自分の役割だと思っています。ユーザーになりきるなんてできないのです。思い入れのある製品・技術、そして改善活動の積み重ね・・・多くの経験と苦労が客観視することを邪魔します。それができるならWebサイトでも成果は出せるはず。というよりもユーザー目線になれるなら製品開発も営業も大抵うまくいく。分かっているけどできないことの典型なのです。だからクライアントに「ユーザー目線で自社サイトを見なきゃダメ。」とは言いません。私にできることはユーザー目線は難しいけど、事情を知らない第三者として素直にサイトを見ることです。 感じたことをそのままお伝えしない 自社サイトをユーザー目線で客観的に見ることが難しいから第三者の意見が求められるのです。大人の事情を知らない・気にしない。それもユーザー目線に近づくための必要条件のひとつ。製品に対する思い入れや愛情もユーザー目線には不要です。固定観念や思い入れは邪魔になるだけ。見たまま、感じたまま、そして、アクセスデータから客観的な事実を抽出する。でも、感じたことをそのままお伝えすることはしないんです。感じたこと・気がついたことを忘れないように整理しながらどう伝えたら改善行動につながりやすいのか?また、悪い指摘ばかりして、感情的な拒絶をされ建設的な話ができなくならないように細心の注意をしています。 長所を見つけ伸ばしていく 基本的には悪い指摘だけで終わらせない。クライアントの良さが伝わる具体的な改善案を合わせてお伝えする。そして、悪い面だけなくクライアントが気...

必要な人に必要な情報を必要なタイミングで届ける

おはようございます。 生産財業界では検討から採用までに時間がかかることが多いため、思わぬタイミングで案件が重なることがしばしばあります。いい時も悪い時も種をまき続けるからこそ、ブレークする時が生まれるのだと思います。2012年、2013年にご提案していた案件が立て続けに動き出しています。景気回復しているのか、たまたまなのか?分かりませんが動き続けている結果だと思います。今日は情報の5Sについて考えます。 シンプルだが奥深い情報の5S 職場環境の改善に不可欠な5S活動。製造業では知らない人がいないほど有名なスローガンです。【整理】【整頓】【清掃】【清潔】【しつけ】とてもシンプルですが奥深いものでいくら努力しても完成ということはありません。マーケティング活動にも5S活動は【情報の5S活動】として応用できます。 情報の5S活動 整理・・・「いる情報」と「いらない情報」を分け「いらない情報」は捨てる 整頓・・・「必要な情報」を「必要な人」に「必要なタイミング」で渡す 清掃・・・わかりやすく情報をまとめる。日常的に情報を更新する 清潔・・・整理・整頓・清掃の状態を維持する しつけ・・・整理・整頓・清掃についてのルールを守らせる 情報の5S活動もシンプルですが、実践を続け改善を続け理想に近づけても完成ということがない奥深いものです。5Sのなかでも特に「必要な人に必要な情報を必要なタイミングで届ける。」情報の整頓はマーケティング活動のキモです。しかし、実際には多くのお客様、名刺交換したことのある人、協力会社の人、商談中の人・・・・・・様々な人に適切な情報を必要なタイミングに届けるのは大変なことです。完璧にそれをこなすことは困難です。すこしでも理想に近づけるためにデータベースとWebサイトは役立ちます。 情報の5Sを後押しする道具 徹底することが難しい情報の5S。なかでも情報の整頓はマーケティングに欠かせない要点です。必要な人に必要な情報を必要なタイミングで伝える。それだけのことを徹底するには道具が必要です。そのために欠かせない道具はデータベースとWebサイトです。 データベース Push型のメディアを使っての情報提供には顧客データベースが欠かせません。嫌がる人にメールやFAXを送り続けることは論外です。そして、同じ内容のメール...

TOCのダイスゲームを体験してきました

おはようございます。 朝起きたらWiFiがつながらず復旧に1時間近く時間がかかってしまいました。ネットにつながらないので原因を調べられませんでした。ネットに頼り切るとこういう時不便ですね。今日は時間もないのでサクッとまとめます。昨日はTOCとMQ会計を学びました。ダイスゲームを通してボトルネックを無くすことの大切さや各工程の最適化の合計が必ずしも全体最適につながらないことを体感させていただけました。 TOCのダイスゲームとは 「ザ・ゴール」で有名になったTOC理論を楽しみながら体感できるゲームです。ザ・ゴールのなかでは少年たちが順番にサイコロを振ってマッチ棒を移動させていたゲームです。それぞれがサイコロを振り出た目の数だけとなりからマッチ棒を移動させます。そして最後まで行ったら完成です。参加者をそれぞれ工場の各工程に見立てて、仕掛在庫やリードタイム、納期、欠品など工場内の流れを体感する優れたゲームです。 TOCは理論より実践 昨日、個人的にすごく面白く感じたのは、ゲームにのめり込むと1つの指標に気を取られかえって全体最適を忘れてしまう場面があることです。欠品ばかりに気を取られると注文が少ないことを喜んだり、逆に欠品を出さないことばかりに気を取られると仕掛在庫が膨らんでしまったり、上手くいかないのです。参加者の多くはザ・ゴールを読んでいた優れた人ばかりでしたが、それでもボトルネックを集中的にテコ入れし、それ以外の工程はボトルネックの能力以上に生産しないという原則を守るのは難しいと感じました。だからこそ何度も学びスキルアップさせる必要があるのだと思います。 いくらで作って、いくらで売るか またゲームを通してもう一つ感じたことがありました。それは自分が受け持った工程だけでなく前後の工程や工場全体のことに興味を持つのにこのゲームが役立つということです。もっというと製造の人間だけでなく営業や経理など他部門の人と一緒にゲームに参加すると立場を超えた視点での協力の手助けになると思います。本来、商売はいくらで作っていくらで売るか?その両方を考え最適化する必要があります。ユーザーが喜んで買って頂ける最も高い値段。それが最高の値決めです。そのうえで工場はコストダウンや在庫削減、納期遵守に全力を挙げています。しかし、営業が売上アップを目指し値引いて売って...