Webサイトで同じ失敗を繰り返さないために大切なこと | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年11月4日水曜日

Webサイトで同じ失敗を繰り返さないために大切なこと

おはようございます。
寒くなってきました。少し風邪気味なので体調を崩さぬよう暖かい格好で無理をしないように気をつけます。昨日も1日家でゆっくりしていました。今日も最短時間で仕事を済ませ早く休もうと思います。

Webサイトで同じ失敗を繰り返さないために大切なこと

Webサイトは資産

  • 古くなったWebサイトは廃棄するのですか?
  • Webサイトは資産です。
  • なるべく過去の資産を生かしたリニューアルにしましょう。
普段クライアントによく言っています。工場内にある設備と同じように考えて欲しいのです。設備は言うまでもなく資産です。廃棄して新しい設備を導入する手もありますが、メンテして再活用を試みる手もあると思います。全面リニューアルという手もアリですが、いまある資産を再活用できないかまず考えましょう。キャンペーンを案内しWebサイトを見てもらうよう促したり、集客にチャレンジして活性化をさせるのです。Webサイトを見る人が増えれば、何らかの変化が起こります。その変化を分析して課題をつかんだうえでサイト改善すれば売る設備として稼働を始めるかもしれません。リニューアル後にアクセス解析の相談を受けることが多いのですが、本来アクセス解析はリニューアル前に行うもの。リニューアル後は仮説通りに成果が出ているかチェックするだけでいいのです。

製品情報を充実させる

サイト改善するなら最低限チェックして欲しいのは製品情報です。これまで多くのWeb診断を行ってきましたが、製品情報が少な過ぎるWebサイトが結構あります。これではユーザーは製品を検討できません。製品情報が少な過ぎるWebサイトは製品数が多く事業領域も多岐にわたる企業に多くみられます。またニッチな技術やカスタム対応の会社にも製品情報が開示できずほとんど詳細情報がないWebサイトもよく見かけます。インターネットで製品情報を探すユーザーに選んでもらうには製品情報に力を入れるべきです。生産財関連のWebサイトはやはり製品や技術情報をメインに充実させたほうがいいと思いませんか?ユーザーが検討できるよう必要最低限の情報は用意しましょう。

他社サイトとの比較で成果は決まる

製品情報をチェックする方法は意外と簡単。カタログ情報をすべて掲載することが前提。そのうえでライバル企業の製品情報より詳しく情報提供できているかWebサイトを比較すればいいのです。自社のWebサイトを見ただけでは課題が見えないことがあります。Webサイトはよく作り込まれているのに、なぜか成果が上がっていない・・・そんなときはライバル会社のWebサイトをみると理由が分かるのです。それはユーザーは比較検討するからです。ユーザーは良さそうな企業を選んで問い合せするのです。Webサイトで成果を出せるかどうかは他社との相対評価で決まるのです。だからWebの活用レベルの高い業界では、一見、良さそうなWebサイトが成果を出していないこともあります。また、競争の少ないニッチ業界では「このWebサイトになんで引合いが集まるの?」ということもあります。自分の業界のWebサイトのレベルを把握することも大切です。

生産財の特徴を理解したサイト運営

生産財の購入は一般消費財と比べ、契約額が大きく購入の影響が多岐にわたることが多いのが特徴です。検討はプロによるシビアな比較がされます。そして組織的な判断がなされるのです。調査、情報収集は長期間にわたり、初期段階では水面下で調査が進行することが多いのも特徴です。このことを前提にWebサイトを運用する製造業が少ないと思います。そのためWebサイトで成果が上がらないのです。しかし、生産財購買の特徴を理解したうえでWebサイトを活用すれば大きな成果を安定的に上げ続けることも可能です。新規取引のハードルは高くとも一度採用され信頼を得ることができれば取引は長期的に安定する傾向があるからです。BtoBのなかでも特にシビアな比較検討が行われる生産財。そのための調査にWebサイトは活用されます。ユーザーの調査に必要な情報を提供できるのか?製品情報を充実させたら次は保守サービスや設備紹介、現場改善の取り組み、工場見学、サンプルテストなどユーザー視点でWebサイトのコンテンツを見直してはいかがでしょうか?

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