公開情報の軽視はリスクが高い | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年12月22日火曜日

公開情報の軽視はリスクが高い

おはようございます。
今の実力でやれることをやりきる。すごく大切なことだと思います。中小企業は多くの場合マーケティング予算が潤沢ではなく、マンパワーも不足がち。それで諦めては前に進めません。現実から目をそらさず制約のある中でできることをやりきる。それが第一歩。まずは予算を使わずにできることをやり切る。インハウスで頑張るならとことん実践してみることだと思います。アウトソーシングをするにしてもまずは社内でできることをやりきるのが先決。最初から丸投げでは社内にノウハウもたまらず思うようにいかないものです。

公開情報を調べないのはリスクが高い


自社でできることをやりきっているか?とことんこだわってはいかがでしょうか?例えば競合調査。経験上、多くの中小企業では競合調査が不十分です。いきなり大規模な市場調査に着手しなくてもいいのです。最初に徹底すべきは公開情報の活用です。インターネットの活用が甘い企業が多いのです。「インターネットを使った情報では差別化できない」よく使われるフレーズです。確かに理屈ではその通り。しかし、現場に出てみると違った側面が見えてきます。そもそもインターネットで公開されている情報を使い切っている中小企業はほとんどないのです。
  • 競合企業のWebサイトを調べる。
  • 自社サイトと比べてみる。
  • 業界動向を調べてみる。
  • 情報サイトで同種製品をチェックする。
  • 展示会情報を調べてみる。
  • 主要キーワードでの検索順位を調べてみる。・・・・・
ネットを使えば簡単にタダでできること。そして少し工夫すれば市場規模や競合企業の売り上げ主要取引先、販売代理店情報、そしてユーザーが何に困っているかニーズを探るヒントだって見つけることもできるのです。しかし現実にはタダなのにやっていない企業が多いのです。だからチャンスだともいえます。インターネットを使った情報は使えます。公開情報は誰でも知ることのできる情報。だから差をつけることはできない。その思い込みが落とし穴。本来はこう考えるべき。誰でも知ることのできる情報。なのに調べないのはリスクが高い。営業であればクライアントのWebサイトに目を通しておく。そしてライバルのWebサイトもチェックしておく。たったそれだけの行動で一歩抜きんでる可能性があるのです。反対にチェックしていないと「その程度の営業か」と賢い顧客に実力を見透かされてしまいます。公開情報だと馬鹿にせず徹底的に市場と競合、そしてクライアントの動向をチェックし続けることが大きな差別化につながるかもしれません。誰もが正しいと思う常識を疑ってみることも時には必要。理論と現実のずれにチャンスがあるのだと思います。

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