動画活用は製品プロモーションだけで終わらせない | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年12月4日金曜日

動画活用は製品プロモーションだけで終わらせない

おはようございます。
生産財業界でも動画の活用は一般的になりました。
しかし、製品PRで成長が止まっているチャンネルが多いように感じます。

製品PRも必要ですが、それを見たいユーザーはごくわずか。
ユーザーニーズをもう少し広くとらえるチャンネル運営がお勧めです。

動画活用は製品プロモーションだけで終わらせない


ユーザー視点で動画を作る

生産財のプロユーザーがどういうニーズで動画を見たいのか?ユーザー視点での動画制作がポイントです。自社製品のPRがしたい気持ちはわかりますが、見る必要のない動画をいくら公開しても役に立ちません。

「いい製品ないかな。」

そういう動機で動画を見ようという人はいないのです。仕事での困りごとがあって解決するための映像を探す。画像ではわかりにくい動きを確認する必要がある。そういった必然性がなければ忙しい業務のさなかに動画がみられることはありません。

「自社製品を動画で見てもらおう」

こういう発想で止まっていては忙しいプロユーザーに動画を見てもらうことはできません。
仕事中に見る必要のある動画になっているか?そういった視点で制作する必要があります。

「忙しくて展示会に行けない。」
「参加したい技術セミナーがあるが出張できない。」
「工場見学の予定日に別の用事が入ってしまった。」
「操作マニュアルを探すのが面倒・・・。」
「製造工程を学びたい」
「こんなこと恥ずかしくて聞きづらい。」

こんな時に役立つ動画を作ることはできないか?考えてチャンネル運営しましょう。

技術が学べるセミナー動画

例えばエンジニアが興味を持ちそうな技術解説の動画を公開する。定期的に技術セミナーを開催している企業ならそう言った動画を公開することも考えられます。告知編は完全公開し、中級編、上級編、事例紹介は会員登録したユーザー限定することも可能です。

集客ツール、チラシ代わりに動画を位置づけ、実際にセミナー勉強会の集客に役立ててもいいのです。

課題解決のプレゼンテーション動画

ユーザーの抱える課題に焦点を当て、解決方法のプレゼン動画を公開するのもアリです。解決事例のプレゼンテーションは展示会の目玉として使われる手法です。それを動画にも展開し、再活用すれば負担も少なく貴重なコンテンツを再活用できます。

工場見学を動画で行う

金属・樹脂など素材の成型や加工の様子を事前にチェックしてもらうのに動画活用が考えられます。調査段階なので工場見学にはまだ早い、そういったタイミングでも遠慮なく動画で製造過程がチェックできる環境を用意しておけば親切です。発注するかどうかわからないタイミングで工場見学を申し込むのは気が引けます。そういうユーザーに配慮した動画を用意してチャンスを広げるのです。

取扱説明書として動画を活用

ラインで使われる装置は少しのトラブルも許されません。理由は何であれトラブルを未然に防ぐことは重要になります。操作ミスや誤った利用方法はユーザー・メーカーの双方にとってマイナスとなります。メーカーにとって大切な取扱説明書をさらに進化させるのに動画の活用は大きな武器になります。動画でわかりやすく操作方法やメンテナンス方法、トラブル対処法が説明してもらえると困ったときに助かります。

試運転の様子を動画で伝える

以前このブログでも紹介しましたが中古工作機械でのYouTube事例が参考になります。それは「バーチャル試運転サービス!」中古機械の試運転の様子を動画したチャンネルです。早送り100%で生音声にこだわり、機械の状態を判断できるよう配慮してます。再生回数1,749,823回(2015年12月4日現在)マシニング、放電加工機、フライス盤など豊富なメーカーの製品が見られます。チャンネル登録者672名とすごい実績を上げてます。高額な機械を検討する際に好きなだけ動画で状態を吟味でき運転時の音を確認できるのが価値です。

欠陥検査や破壊・衝突などの観察動画

顕微鏡や画像検査装置などで特定した欠陥の観察事例も動画での公開に向いたコンテンツです。ユーザーが見たいのは装置よりワーク。そもそもワークを見るための装置です。自分の抱える課題に近い事例があればじっくり視聴し納得いくまでチェックできる。サンプル数が多ければ多いほど価値が高まります。

まとめ

動画もやはり「誰に」「何を伝えるか」が大切。それを自分都合でなく相手の立場で考える。
いつも同じ結論になってしまいますね。(笑)

この記事もおすすめ