ニ者択一は思考放棄を迫る質問 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2016年1月25日月曜日

ニ者択一は思考放棄を迫る質問

おはようございます。
マーケティングでよく使われるマーケットインとプロダクトアウトという考え。その優劣を比べることに意味はありません。その時々の状況や企業の特徴によってマーケットインがいい時もあればプロダクトアウトがいい時もあるからです。どちらがいいというものではないのです。


ニ者択一は思考放棄を迫る質問

マーケットインとプロダクトアウトどちらが優れている?

プロダクトアウトで成功する企業もあれば、マーケットインで成功する企業もあります。シーズ提案だけが方法でもなければ、ニーズ対応こそ唯一の手段というわけでもないのです。そして反対に「技術力はあるけど売れない」「市場調査したけど売れない」ということもなかなかなくなりません。一概にマーケットインかプロダクトアウトかのどちらが優れているか?というわけではないのです。シーズ提案が得意な企業もあれば、ニーズ対応が得意な企業もあるというだけ。そのどちらも万能ではありません。

大切なことは自社をよく知ること。そしてマーケットインやプロダクトアウトを正しく理解することだと思います。プロダクトアウトは独創的な発想やオンリーワン技術を持ってこそ花開くもの。そしてマーケットインは徹底した顧客理解の上で生きるもの。プロダクトアウトにも競合調査や顧客理解は不可欠ですし、マーケットインにも技術力は不可欠です。

プロダクトアウトで陥りやすい独りよがり


  • 独創的な発想と思っているのは自分だけ?
  • 本当にオンリーワンの技術なの?


マーケットインで陥りやすい顧客万能の思い込み


  • お客様の声は絶対?
  • 欲しいものはユーザーに聞けばいい?


どちらにも違和感があり、考えが足りないと思うのです。広告・セールスの世界も同じです。インバウンド型の手法が比較的新しくもてはやされがちですがアウトバウントだって必要です。ユーザー自ら来てもらう。ユーザーのところに出かけていく。どちらにも長所・短所があります。ニ者択一は思考放棄を迫る質問になりがち。だからあまり好きでありません。そして流行りの言葉で新旧の比較をする風潮も好きではありません。マーケティング業界では新しい手法や概念を流行らせ顧客を煽るようなところがあります。そういったことに振り回されないよう自分で考えるということが大切です。

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