本物の実力は成熟期に現れやすい | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2016年3月23日水曜日

本物の実力は成熟期に現れやすい

おはようございます。
「2015年日本の広告費」(電通発表)が届きました。広告費全体は前年比100.3%微増(というよりほぼ横ばい)。インターネット広告は前年比110.2%と好調を維持しています。改めてものすごく恵まれた環境だということを実感します。選ばれる理由があれば非常に大きな成長ができるのです。

本物の実力は成熟期に現れやすい


2015年日本の広告費
総広告費:6兆1,710億円(前年比100.3%)
新聞広告費:5,679億円(前年比93.8%)
雑誌広告費:2,443億円(前年比97.7%)
ラジオ広告費:1,254億円(前年比98.6%)
テレビメディア広告費:1兆9,323億円(前年比98.8%)
インターネット広告費:1兆1,594億円(前年比110.2%)
 運用型広費:6,226億円(同121.9%)

十分に恵まれている

すべてがポジティブなわけではありませんが、少なくとも市場が成長しているのです。それだけで十分。そう思います。成熟期、衰退期での経験が長いのでそれだけで十分なのです。いずれ市場は成熟し、そして衰退していくもの。その時のために今から力を貯えたいと思います。個人的には最も得意な成熟期そして衰退期で思いっきり差別化しシェアを伸ばす戦略が好きです。長期的な差別化戦略。そのためのロードマップ。そして現状確認。

外部要因での成長はバブルと考える

毎年、送っていただいている「日本の広告費」は大きな視点で自分の仕事を振り返るいいきっかけを与えてくれます。成熟期や衰退期は顧客の目がシビアになり、強者に一極集中が加速しやすい環境でもあります。売り上げ、利益が一律に減るわけでなく、トップ企業のシェアが急速に高まることがよくあります。成長期にのんびりしていた企業とシビアに研鑽を重ねた企業の差が一気につく時期でもあります。外的要因での成長は一種のバブル。本物の実力は成熟期そして衰退期に現れます。目先の成績に一喜一憂せず日々研鑽が大切。いざというときに間に合う人になりたいと思います。

この記事もおすすめ
衰退期の常識は成長市場の非常識
生産財メーカーの営業戦略も時代とともに変わる

このブログを検索

このエントリーをはてなブックマークに追加